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どんな挨拶してますか? 簡単だけど重要なこと


「覇気がないね、やり直し!」

ある日、お世話になっている実業家の方に言われたのがこのセリフだ。
ハキハキ話さずにいつも遠慮がちだったわたし。
挨拶ひとつとっても、まともにしていなかったなと振り返る。

特に意識もせずに、何となくそろりと会議室に入ってしまった。まわりにどんな影響を与えるのか? 自分は何を与えるのか? そんなことも考えずに、わたしには” つくり手意識” が欠けていた。


挨拶のやり直し


ドアを開けるところから、挨拶のやり直しを何度もした。小さな子どもでもできることを、何度も何度もやるうちに、元気よく挨拶することは簡単なことだけど、めちゃくちゃ重要なことなんだと気づいた。

重要だからね、と直接的には言われていない。
ただ、やり直し!と言われ、OKが出るまで繰り返した。

1分1秒も無駄にできないほど、お忙しい方だ。

そんな方が、このやり直しに付き合うということは、それほど重要なんだと誰でも分かるだろう。

ちょっとした時間をご一緒するだけで、教わることがたくさんある。

見ていて強く感じるのは、人として大事にすべきことをいつも徹底されているということだ。


些細なこと、ひとつひとつにこだわる

第一印象は2年間続く

どんな第一印象を与えるか? は重要だとよく聞く。はじめましての挨拶の印象がそのあと2年続くと思うと蔑ろにはできない。

とはいえ、はじめだけ頑張っても意味がないので、やるからには継続していくこと。

この人に会うとパワーをもらえる!
いつもそう思われるように、常に場を明るくする人でいたいなと思う。


他と差をつけるのは、小さなことから


あのときの挨拶のやり直しをやった感覚を思い出し、今も気をはるようにしている。

簡単で些細なことだけど、意外とやっている人は少ない。そんな小さなことの積み重ねが他との差を生み出すのかもしれない。

チームビルディングを通して学んできたことのひとつは、やっているようでやっていない誰でもできそうな大事なことをやり続けること。

学んだこと、ひとつひとつが宝物だ。


馬場香織(ばばかおり)







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