【雑記】超視力がないGITADORAロートルのエレジー
○説明ッ!
みなさんは『超視力!ギタドラドン⦿⦿』という企画をご存じですか?
これは6月下旬より開始されたGITADORA内の楽曲解禁イベントで、一部だけ表示されている楽曲ジャケットをみて正解の楽曲を引き当てるという趣旨のイベントでございます。
間違えるとヒントが増えるけれども、そのかわりに楽曲解禁に必要な獲得ポイントが少し減ってしまうという仕組みになっており、早期の解禁を狙うのであれば出来る限りノーミスで正解を引き当てる必要があるわけです。
楽曲ジャケットの記憶力、推理力、そして運が試される、なかなか豪快なイベントです。
○例えば
このように最初はジャケットの真ん中だけが表示されています。
□で仕切られているバックと、白地の「キイ イメウ」という文字が写っているので、これをヒントに推理をしていきます。
この時点で、分かる人ならば「キイ イメウ」は「ユウメイ イキョウ」を逆さに書いているものと判断することができたりするので
正解は『幽明異境』となります。
○つまりこれは…
このイベント、どうしても知識量が問われてくるイベントなので、単純に考えれば経験年数が多ければ多いほど実質的には有利となります。すなわち、ギタドラ歴20年を超えたロートル(意味:年寄り・老人のこと)であれば圧倒的有利となる…ッ!
この企画…もらったな…ッ
ジャケットの中心には、概ねその曲を象徴するものの一部が写りこみます。つまり、それさえ何なのかが識別できればほぼ答えは分かってしまうようなもの。なんてこった、これは、これは楽しいぞ!こんな楽しいイベントならば毎月やってくれても構いませんことよ!!オホホホホホホ!!!!(愉悦を含んだ醜い†暗黒微笑†)
調子乗ってたらスーパー・モモタロ=サンに悪即斬されました。アイエエエエエエ!!
ようはこれ、「鉛筆orクレヨンで描かれた線」と「余白の多さ」いうヒントから『RISE UP』のジャケットを連想できるかがカギだったわけです。これだけで真ん中のキャラの脇だとすぐに認識できる人はかなりの脇玄人だと思います。(脇玄人って何?)
そりゃあ、ギタドラの収録曲が何曲あると思ってんだって話です。1000曲をはるかに超える曲数の中には、真ん中画像だけでは認識しきれないヤバい曲もゴロゴロあるでしょうし、真ん中が白一色の曲ってそういや何曲あるんだ?というヤバめな事実も存在するわけです。一部には同ジャケット曲なんていう鬼めいたものもあるしな!
邪な気持ちを桃太郎にサクッと懲らしめてもらい、改めてこのイベントの攻略に無心で勤しむ事としました。
○クイズ会場と化すゲーセン
今回のイベントの何が楽しいかって、ゲーセンに集まる顔なじみ同士でこのイベントの曲を推理しあうのがメチャクチャに盛り上がりました。
拡大画像を見た瞬間に、即時に閃いた人が「○○○だ!」と言って、どれどれとそのジャケットを確認しにいったら実際に正解だったりすると会場が沸き上がるわけです。
もはや「早押しクイズ!ギタドラドン」ともいえる空気感。
当然分からない曲も出てきたりはしますが、最後に正解を見た時に「ンなもん分かるかボケェ!!!」と全員で総ツッコミするところまでがワンセットです。その時の空気感は、オールスター感謝祭でビートたけしが出した問題に全員でツッコミ入れるような感じに、似ている。
その場にいる全員が総力を結集して解禁に臨むような空気感があり、こりゃ知り合いとワイワイするにはうってつけのイベントやなと大変楽しませていただいておりました。ありがとう、GITADORA。
○突如襲い掛かる弾幕
そうこうしていると、KONAMIで「幻想郷音樂祭2024」なる合同イベントが開催となりました。なんかすっごい久々の東方系イベントって感じですね。
前回の大規模な東方イベントによる楽曲提供が2015年4月末からの開始だったので、そこから大体9年3か月ぶりの開催って事になります。…え?は?もうあれから9年3かげ…(こみ上げる吐き気)
我らがGITADORAは、もはや最近となっては恒例ともいえる「ギタドラドン」でイベントを開くということでお達しがありました。東方編とありますが、成長するオトベアキャラを東方のゆっくりキャラに差し替えての実施という感じでしょうかね。
やる事が変わらないなら問題ないやろ!!今回もギタドラロートル(意味:年寄り・老人のこと)の力を見せつけてやるぜ!!!!
うんうん。
うん?
んん????
何じゃこりゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!??????????
まさかの弾幕による目隠しの実装です。
いやぁ、恐れ入った。今作もホンマにGITADORAスタッフの力の入れ方には脱帽するぜ。アンテイベントの時もしかり、こういうコラボイベントの時にGITADORAってめっちゃ熱の入り方を感じる。今回のスタッフ、弾幕信仰している人でもいらっしゃいます?
「嫌な風向き」を感じるぜ…。
○ルナティック難易度にしか感じない
いやー、それにしてもサッパリわかりません。
たしかに見えている面積はもしかしたら前の1段階目よりも多いのかもしれないけど、ワイには赤と黄色と若干紫の斑点模様にしか見えないっす。
ということで、回答を一回パスして問題の緩和を狙う事にします。次に表示された画像はコチラ。
いやいやいやいや待て待て待て待て。
うっそだろ、これで緩和なのか!?
今回からは第一段階の画像も振り返ってみることが出来るようにシステムが追加されているから、2枚の画像を見比べることによってひらめきが生まれるということもあるかもしれない。
しかし右上のほうに大きな穴が開いて見えるようになっているけど、決め手になるオブジェクトがなにも写っていない!なんかモヤモヤの紫色掛かったグラデーションにしか見えない!えっ、1枚目と一緒に見てもなんも分からん!!どうしよう!!??
クイズ不正解でも一定のポイントが入るから進行速度が0になることはないとはいえ、ここまで分からないものなのかと頭を掻きむしるワイちゃん。
しかしここで、第二段階の画像は下の部分がうっすらと暗く見えるようになっていることに気づきます。
…ん?el、Sin……?
あ、あっあっあっ、このフォントで、この位置に曲名があるってことは…
貴方でしたかーーーーーーーーーッッッッ!!!(土下座)
推しの曲なのにッ!なんなら毎作スキル上げのためにドラムでも何回も選曲してるのにッ!!全然分からなかった…ッッッ
下側がうっすらと見えるようになっていることに気づかなければ、おそらく第二段階でもミスをしていた可能性があります。た、確かに左右の色の違いから連想できれば分かったかもしれないけど!!僕には赤と黄色と紫の斑点にしか見えなかったんですよぅ!!
参考までに、別の曲ですが第三段階のサンプルはこちら。
中央部がある程度空いて見えるようになっていることと、
下部が若干モヤがかってはいるものの、概ねクッキリと何が写っているかを判別できる程度には緩和されます。
※…一応名誉のために自己弁護しますけど、この曲はあくまでサンプル撮影のために残していたもので、ちゃんと第一段階でハートとフォントに気づいて回答は分かっていました。ほ、ホントだよ!?
○ルナシューター、現る。
今回のギタドラドン東方編は、自身で覚悟をしました。
「これは、一回間違えてヒントを見ながらゆっくりやるゲームだ」
しょーがない。だってわかんないんだもん。あの斑点で写されているものから推理するのはよほど分かりやすいものが写りこんでないかぎりは無理だ。
例えばこちらを見て欲しい。
左右に青が、中央に青と白が写りこんでいる事はなんとなく分かるが、それ以外は黒である。何かこう、推理するためのオブジェクトが何も写りこんでいないのである。
これは運が悪かった、しゃーないから回答パスして次の緩和を目指そうかと思ったら、同時に居合わせていたM嬢が一言。
「えっ、これ簡単じゃない?『Aftermath』だよ?」
……えっ?この第一段階の斑点で、そんなズバッと曲名まで出てくるの?いやーまさかそんな、あっ、でも確かにAftermathは背景黒いし、青と白が多いジャケットだった気がするけどまさかそんな
マジか………………………。
筐体が本当だと伝えてきました。途端に泣き崩れる俺。
ワイ「…ちなみに、簡単と思った理由は?」
M嬢「だって、左右に青い円あったし。あとの色が黒と白ならAftermath以外なくない?」
マジか………………………。
M嬢の目のつけ方、そして推理能力。これが非常に見事だったのです。そしてこの後もM嬢の快進撃は続きます。
ーーーーーーーーーーーーー
ワイ「なんやらゴチャゴチャしすぎてて良く分からん」
M嬢「左側が文字っぽい…右側下は赤いドレスっぽい…一番右側に写ってるのは窓枠…?あっ、分かった!『侯爵夫人の陰謀』だ!」
ワイ「え????は????????え????」
ワイ「ウッソやろ!!!!????言ってた部分全部合ってるし!!!!????」
M嬢「( *¯ ꒳¯*)フフーン」
ーーー以下問題画像略ーーー
ワイ「なんか下に段々のようなもんが見えるけどさっぱりわからん」
M嬢「あっ、これもしかして『Water frame』じゃない?」
ワイ「えっ、『Water frame』って下側そんなだっけか」
M嬢「ほら」
ワイ「曲は好きだけどジャケットが地味なんや!!!覚えとらん!!!!!!」
ーーーーーーーーーーーーー
ワイ「淡い水色と黒しか写ってません。マヂ無理です」
M嬢「いや待って、右側に目のようなものが…あっ、これ『White Forest』だ!」
ワイ「いや待て待て待て待て」
ワイ「これが、この曲の目だと分かったと?」
M嬢「うん」
ワイ「えぇ…(ドン引き)」
ーーーーーーーーーーーーー
ワイ「深い青と黒と…よくわかりません!積みです!!」
M嬢「いやこれは…龍の鱗としっぽが見えるし、これ指揮者の手じゃね?『戦場のタクトシュトック』やで」
ワイ「どれがなんだって????」
M嬢「これは簡単やろ」
ワイ「どれがなんだって????(いまだに部位認識できず)」
ーーーーーーーーーーーーー
ワイ「水色と黒と白しか見えません」
M嬢「いや、これは窓枠だ!青空と一緒に写ってるから多分『ありがとね。』だ!」
ワイ「とうとう聞いてもピンとこなくなってしまったんだが????」
ワイ「ぎゃああイメージとジャケットが嚙み合わねぇぇぇぇ!!」
M嬢「いやぁ、新しいジャケット覚えようぜw」
ワイ「だってロートルのワイからしたら『ありがとね。』はこのネーちゃんのイメージなんだよ!!こんなきれいな画像の部屋なんか出てこないんよ!!」
M嬢「情報を更新できないロートルの典型」
ワイ「止めてくれカカシ その術はオレに効く」
ーーーーーーーーーーーーー
いかがだったでしょうか?いかがだったじゃねぇんだよ俺の心は老衰寸前だよ。
わたしの相方であるM嬢がメチャクチャに今回のギタドラドンの正解率が高く、ぶっちゃけ自分はというと自力で正解できた問題は1割あったかどうか…。
他のメンバーの問題も破竹の勢いで正解をしていくM嬢を見て、
もはや羂索の言葉を繰り返すワイがそこにはいました。(何回かキッショとも言った)(解禁促進して頂き本当にありがとうございましたM嬢感謝しかありません)
○この差はどこで生まれた?
ちょっと真面目な話をすると、この認識力の差は「物体(オブジェクト)」から判断をしているか、「色素の位置関係」から判断しているかで大きな差がついた案件だと思います。言い方を変えれば「論理派」か「感覚派」か、というところでしょうか。
ワイなんかはまさに「物体(オブジェクト)」で判断するタイプの人間で、何かの一部と分かるようなものが写っていれば、そこから連想して思い浮かべたり思い出したりということが出来ます。
ただ、今回の東方編の場合は無数の○の中を覗くような問題となっていて、個々の○からは色しか判別できないというパターンが非常に多い。しかも○の位置も独特なため、見えているものがジャケットのどのあたりかの判断も鈍る。そのため、今回の東方編はとんでもなく苦戦を強いられることとなりました。
しかしM嬢の場合は「色素の位置関係」から推理を開始することができる。これが今回はメチャクチャ大きいんですよね。
右側に写っている色、左側に写っている色…という情報から大筋の記憶情報を引き出してジャケットの推測をする力がメチャクチャに強いのです。そこに元来の記憶力もプラスされ、googleのAIでも使ってます?といわんばかりの画像演算能力が開花したという。
だから、今回の東方編で無双するM嬢こそ本当の意味での「超視力」の持ち主と言えるでしょう。
ジャケットを色で覚えているか、形で覚えているか。貴方はどちら派ですか?
○結論
ということで、今回のギタドラドン東方編は
・知識があろうが色彩情報で記憶を引き出せないと今回はアカン
・ロートルは古い知識が却って邪魔をするケースもある
という事がわかりました!!
つまり、もし残りの2曲も超視力ギタドラドン東方編で来るとしたら~~~~~~~~~~???????????