優しさにKO負け
今日は雨がよく降るな~なんて。
前々回、うちのにゃんこについて少しお話した。
かれこれ12年以上一緒に暮らしているサスケ。
私は今年、22歳になるから、もう私の人生の半分以上は
サスケと過ごしていることになる。
私もサスケも随分と歳をとった。
サスケは人年齢で言うと、今年で74歳になるらしい。
我が家の最年長である。
そんなサスケは、私のことをとてもとても理解している。
加えて、とてもとても優しい。
私は所謂わがままで、本当に度が過ぎるわがままで、
サスケと戯れたいと思ってしまえば、
サスケが熟睡しててもお構いなしに抱っこするし、
構いすぎて怒れば怒るほど、遊び心に火が付き、構ってしまう。
昨夜もいつものようにわがままな私の相手を散々したにも関わらず、
私が寝るまでリビングで一緒にいてくれていた。(サスケは寝ていた)
さあ、寝ようと思い、ベッドインしたものの、
何だか心寂しくなり、リビングで寝たままのサスケを私の頭元に連れてきた。
当然サスケは私のベッドで寝たくないので(たまーに寝てくれる)、
すぐに降りようとする。
「なんでそんなことするん。良いやん、今日ぐらい寝てよ」
何度もそう、サスケに言いながら、降りようとするサスケの行く手を阻む。
そして、サスケは堪忍して、私のすぐ隣に腰を下ろすのだ。
この光景も日常茶飯事で、いつもサスケは仕方なく私の頭元で寝てくれる。
そして、私が完全に寝たなと確認したら、気づかれないようにそーっとベッドを降りて、今日の自分の寝床へと向かうのである。
しかし、私はそれに気づいている。でも、いつもここで負けるのだ。
ここまで私と寝てくれたサスケの優しさが愛おしくて、もう解放してやろうと思うのである。
今回も、サスケがそーっとベッドを離れるとき、私は気が付いていた。
止めなかった。また、負けたのだ。
10時半ごろ、目が覚めた。
横にはサスケが寝ていた。
可愛さにまた負け、今度は本当に2人で一緒に寝た。
再び目を覚ますと、12時を回っていた。
随分と寝てしまった。
まあ、可愛いから許すのだけど。