親の気持ちも子の気持ちもわかるってわけ
娘(2歳7ヶ月)の最近のブームはYoutubeだ。
しまじろうとかしなぷしゅとかでなくて、一般人がアンパンマンのおもちゃでごっこ遊びしたり、小学生低学年くらいの子供がメルちゃんを使ってごっこ遊びするような動画だ。
正直何が面白いのかわからない・・・。汚い言葉や悪影響は無いとは思うけど、なんとなく親、というか私としては正直見せたくない動画だ。一応、時間を決めてタイマーをセットしたりしているが視聴を切り上げるのはなかなか困難。さらにイヤイヤ期も重なって、大変です。
親になってわかることが最近多くある…特にー子どもの時の私と私のお母さんーが理解できるようになった。例えば、今現在娘がYoutubeを見たい気持ちと、子どもの頃の私がゲームボーイや64に熱中していた(2歳や3歳の頃は何にハマっていたのかは覚えてないが…)のは同じだというように。
子どもの私はゲームがしたい、ストーリーの先が見たい。
親としてはきっと、目が悪くなるとか、決めた時間を守れないのはよくないとか、そういった親心があったろう。子どもには子どもの、親には親の言い分がある。
当然親はその都度教える。「目が悪くなるから、そろそろ終わろうね!」とか
子どもは生返事だったり、その瞬間は「はーい」と言っても数分したら頭から消えている。どっちもわかるわかる。
わかるから、頭ごなしに取り上げることはしたくない。
叱られたときの気持ちは、今でも少々覚えているからだ。楽しかった記憶よりも辛い記憶の方が、しぶとい汚れのように残っている。
自分が子どもの時に嫌だったことが、「歌を歌わせられる」ことだった。
鼻歌とか替え歌とか楽しげに歌っていたときに「もう一回歌って!」と親に言われるのがめちゃくちゃ嫌だった。
祖父母の家に行ったとき「この前あの歌歌っていたの、じいちゃんたちに聞かせてやれ」と言われるのも耐えられなかった。
歌わずもにょもにょしていると「恥ずかしがり屋なんだね」と笑われるのが、堪らなく嫌だった。
恥ずかしいんじゃなくって、歌を強制されるのが不快だったからだ…と、今なら理由付けできる。当時は「なんだか本当に嫌」としか思えなかったのだけど。
今では親の気持ちが理解できる。
子どもが楽しげに、幸せそうに歌うのを見たいから。
じいちゃんたちに聞かせたいのは、それが親にとっての親孝行だから。
2歳の娘の天真爛漫な様子をスマホで撮影したり、父母に見せて「うちの子、こんなことができるようになったのよ。可愛いでしょう!」と言ってる。
今のところ娘は「いいよぉ」と歌ってくれるし踊ってくれるし、リクエストにも乗ってくれる。
でもいつかそれが嫌…理由がうまくいえないけどなんだか不快に思う日が来るかもしれない。その時にちゃんと娘の気持ちを尊重できる親でありたい。
だがそれはそれとして、約束ごとはちゃんと守る習慣をつけて頂きたい。
タイマーはとっくに切れているのに「まだ!まだ見るの!!メルちゃん(メルちゃんとおままごと遊びする動画)の見るの!!!んぎゃああああああああああああああ!」と泣き叫んでいる現状。これはイヤイヤ期の症状らしいので、深呼吸して対応するしかない。
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