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企業が重視するダイバーシティ項目、2022年版

日本の人事部の調査によると、ダイバーシティ推進を行う際に重視している項目は以下です。
(回答数が高い順)
①多様な働き方(介護や育児、病気との両立等)
②身体的な性別
③障害
④価値観
⑤年齢
⑥雇用形態
⑦学歴や入社経路
⑧能力スキル
⑨性的指向
⑩文化

参考:「人事白書2022」より、ダイバーシティに関して回答があった425社

2020年の同調査では、質問に多少の違いはありますが、「女性の活躍推進」「中途採用で多様な経験を持つ人の受入れ」「障がい者の受入れ」が上位でした。コロナ禍となり、多様な働き方導入に踏み切った企業が多かったということではないでしょうか。

さて、ダイバーシティはよく氷山にたとえられます。水面の上=見えている部分と、水面の下=見えていない部分に別れるからです。調査でいえば、見た目や行動ではわかりにくいものは、④⑧⑨⑩となるでしょうか。目に見える違いの多様性をまず進めて、付随して目に見えない多様性を広げている施策の様子がわかります。

また、近年の傾向として、性的指向(LGBTQ)だけでなく性自認(SOGI)について理解を深める施策を取る企業も増えています。

ダイバーシティでは、多様な人を受け入れるだけではなく、一人一人が活躍できるよう風土の醸成や制度の変更なども行われます。
安心して働くことができる人を増やしていく。そのことで周囲にも幸せな状況となり、誰もが力を発揮しやすくなりますね。

今後も、ワークショップやキャリア相談を通してお伝えしていきます。