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50代からのキャリア、折り合いの付け方

書籍「働く人のためのキャリア・デザイン」の中で、人生の後半に向かう方のためのエクササイズが紹介されています。とても印象的なのは、夢との向き合い方について「折り合いの付け方」も考えるという点です。

つまり、「夢は何だったのか」「実現できた夢は何か」というポジティブなことだけでなく、「残りの人生で実現できなさそうな夢は何か」も考え、自分の人生に折り合いをつけるというのです。
参考:金井 壽宏 著「働く人のキャリアデザイン」

人生100年時代と言われ、働く期間も長くなる今、50代からの働き方や生き方を考える機会は増えています。けれども、「やりたいことは何か」「どうしたら実現できるか」というポジティブな内容だけでは、違和感を感じることも多いものです。

若い時とは異なり、現実的に実現は難しい夢があると理解できている世代だからです。
けれども、「あきらめる」と捉えるとそれはそれで罪悪感も出てくるもの。「折り合いをつける」と考えた方がスムーズですね。

自分だけでは向き合うことが難しくても、同じ状態にある仲間と対話の中では進められることがあります。
ワークショップではお伝えしています。