ファッションとキャリア継続
「今まで来ていた服がに合わなくなる」時期と、「業務と、自己概念が合わなくなる」時期は重なることが多いように思います。全く違和感なく、着こなしていた服がスタイルと合わなくなるとか、好きで選んでいたカラーが、現在の自分には顔色を悪く見せてしまうなど、誰にでもあるのではないでしょうか?
TV番組で拝見したスタイリストの西ゆり子さんが、スタイリングした方に対して「10年後はこういうイメージだと思って」と、将来から想定して、それに近づく服装を提案されていたことにハッとさせられました。「その人自身を引き上げる」「やりたい仕事に近づけていく」ということかもしれません。
ミドルエイジ女性のためのwebマガジン「ミモレ」が主催するイベントに出させていただいたときに、お世話になっている方にアドバイスをいただき、普段あまり着ない服装を選びました。あれこれと考える時間もとても楽しかったですし、弁護士の亀石倫子さん、当時の大森編集長、参加者の皆様とご一緒でいたことは、多様な方の人生とファッションとのストーリを知ることができた貴重な時間となりました。その後、選ぶファッションは確実に変化しました。ファッションによって、確実に引き上げていただいたなと確信できた転機だったのです。
どんなファッションを身に着けたいかという視点から、今後の仕事や生活を考えてみることも面白いですね。そして、似合わなくなってきたなと感じたら、次の転機に近づいているのかもしれません。
参考:ファッションと生き方や仕事の関係についての書籍