59歳の働き方とセカンドキャリアの関係
59歳時の就業状況が61歳の就業に与える影響調査によると、男性は勤続年数が長い方ほど無業の傾向が高いことが示されています。また、大企業の方ほど無業の傾向が高いことも示されています。
ある程度の資産を持ち、無業でも問題ないという考えも背景にはあるのかもしれません。また、転職経験が無く長年同じ環境にいた方が、キャリアチェンジを考えた時の戸惑いの大きさもあるのではないでしょうか。
一方で、女性は勤続年数の長さによる違いが少ないと示されているのも興味深いです。
個別のキャリア相談や研修では、社外ネットワークを持つ方や、好奇心旺盛な方のほうが、新たな環境にスムーズに溶け込む傾向が見られます。つまり、職場以外の世界に対しての免疫がついているということです。
同じ部署だけでなく、他部署や社外にも目を向けてみるといいですね。
参考図書:70歳就業時代における高年齢者雇用 労働政策研究・研修機構編