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サード・プレイスと、ゴールデンエイジ

家でも職場でもない、第3の場所「サード・プレイス」とは、アメリカの社会学者であるレイ・オールデンバーグが1989年に著書の中で発表した概念です。サード・プレイスは都市の魅力として欠かせない場所であるというのです。企業の中でも、従業員が集まる場所がサード・プレイスになりうると発言しています。今では、サード・プレイスがに関する研究も多く見られます。


家でも職場でもない第3の場所を考える際に想い出すことは、かつて担当していた50代の方向けライフプランセミナーでの一コマです。

自分を中心に考えて、つながっているものを考えてもらいます。次に、仕事を引退した後、どのつながりを育てていくか考えてもらうのです。15年以上う前のことですが、夫婦で参加していたある企業では、妻側はつながりが多数あるものの、夫側は仕事以外に考えつかないことがよくありました。仮に夫側が「家庭」において家族旅行をするなどと発言すると、家族は希望していない等と認識の違いが大きいこともあったのです。仕事中心に生きてきた夫と、地域や家庭に根を張って幅広いつながりをもつ妻の立場が逆転する大きな転機でした。

講師からは、“これから皆さんが向かう60代は、心身ともに充実しているゴールデンエイジです”とお話があるのですが、受講生のみなさんにとっては、仕事人間からの脱却や、新たな働き方や生き方へのライフ・シフト等、現実と向き合う厳しい時間にもなっていて、乗り越えていく様がとても印象に残っています。

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レイ・オールデンバーグによると、サード・プレイスには異なる職業、背景、社会的経済的地位、価値観を持った人々を惹きつける魅力があります。どの世代にとっても、参考になる考え方ですね。

参考:steelcase.のサイトより


キャリア相談や企業内キャリアコンサルティングでは、個別に具体的なお話をしています。参考:個人向けキャリア相談

組織開発には、チームで取り組んでいます。参考:プロティアン・キャリア協会の組織開発

  大人のサードプレイスというサブタイトルのラジオ番組