今どきのリーダーシップ、異なる価値観の取扱い
チームを組むときは「自分ができることではなく、自分ができないことができる人、自分より優秀な人と組む」。落合陽一さんが人を選ぶ基準についてお話されており、最近よく聞く考え方だと再認識しました。自分ができることを持っている人だと、手を出したくなるが、できないことを持っている人は手を出せない。自分にとって好奇心の種、多様性の種を持ってきてくれると。
けれども、実際にそれを実行する際には難しさもあります。自分がその人に対して、自分ができない領域を任せてよいのかどうかという不安との付き合い方。最初にチームを組んだときに感じる違和感との付き合い方。その領域について自分が詳しくないことへの不安の対処法等。そのざわざわを、どこかで楽しめると、異なる価値観や異なる領域の方とのチーム作りが進んでいくのでしょう。
身近でその対処法が上手だと感じたのは、以下のような事象を見た時です。
☑何が不安なのか、何がわからないのかは素直に相手に伝える。
☑任せた領域については相談には乗るが、口は出さない。
☑その領域と、自分の領域を繋ぐ翻訳家タイプの方に時々入ってもらい、自分の領域との交流を一気に進める時間を作る。
☑その領域について知識を拡充し、一歩踏み込んだ会話を進め、シナジー効果を高める。
居心地の良いメンバーとだけチームを組んでいる時に、心がざわざわしてきたら、少し組み合わせを変える時期なのかもしれません。