大人の就活、年齢の壁を乗り越える
「取引先に若手が増えて、その方々の同世代に仕事が回るようになった」「マネジメント業務ばかり任されて実務担当者から外れるようになった」「再就職しようとしたが、就職先が見つからずに自分で仕事を始めた」
会社員からフリーランス転向や独立した方々から、年齢の壁についてお聞きしたことがあります。
60歳定年が一般的だった時代は、「あと〇年」ということでやり過ごしていた方もいたかもしれませんが、100年時代と言われるようになった今は、40代以降の長い時間をどのように過ごすか、積極的に考えて動く方が増えています。けれども、企業側のほうが、ミドル層の活用経験が少なくて、対応ができないという現状もあります。書類選考では「社会人経験が豊富過ぎてフィットしない」と判断されることもあるでしょう。
現状を打破するためには、人脈やコミュニティを介しての紹介や、副業やボランティア等で一緒に過ごして仕事ぶりをお互いに確認する、等の工夫があるといいのではないでしょうか。
先日ファシリテーターを担当したイベントでも、講座への参加を通して次の仕事先の機会を得たり、周囲からの紹介で新たな仕事に挑戦したというミドル層方から、実際のお話をお聞きしました。
同じ部署の人とだけ毎日かかわっていても、変化は起こりにくい。他部署の方、社外の方、新たな取引先の方、地域の方など、普段とは異なる視点で周囲を見て接点を広げてみてはどうでしょうか。キャリア相談や講座の中でもアドバイスしています。
Warisワークアゲインより 「ゲストの体験談から学ぶ再挑戦とキャリア継続に必要なスキル」