慶大3回戦!
第2週から持ち越しになっていた慶大3回戦は、
第4週早大戦終了から中1日で組まれることになった。
東大は、第4週早大戦に連敗して勝ち点を献上。
これで早大戦は10年秋1回戦での勝利以来、
12年間勝ち星なしとなった。
1勝5敗1分、勝ち点ゼロで、
今季初勝ち点を獲得すべく慶大3回戦に挑む。
東大は日曜日の早大2回戦から中1日。
慶大はここまで3勝1敗1分、立大から勝ち点1を挙げている。
前週は空き週で9/27以来の試合。
今週末には東大が立大戦、慶大には法大戦が控える。
東大は10/1,2で早大と2試合を戦った。
1回戦は井澤投手と加藤投手のエース対決。
東大は春に加藤投手と先発2度対戦。
2-2で引き分けた1回戦では7回1失点、
2引き分けで迎えた3回戦では1安打完封されて敗れている。
現在の六大学の先発投手の中で、
最も苦められている投手と言ってもいい加藤にこの試合も苦戦。
散発的に安打は出たが、初回の先頭宮﨑安打のあとの犠打失敗、
2回の無死一塁からの盗塁失敗など、戦術がはまらず得点が
入らない。
5回には中井の二塁打が出て、リーグ戦のチーム連続試合長打を
11に伸ばすと、二死から今季初出場の浦田選手を代打で
起用、昨季二塁打3本4打点打棒に託したが、無得点。
この試合6安打を放ったが加藤投手に春の3回戦から2試合連続の
完封を許した。
宮﨑選手がチーム唯一のマルチ安打。
林遼選手は4打席目で安打を放ち、打率3割をキープした。
先発井澤投手は課題の序盤2回を無失点で乗り切るが、
3回に印出、蛭間の適時打で先制を許すなど6回3失点。
今季3度目のクォリティスタート(QS)を達成したが、
打線が無得点で早大戦12年ぶりの勝利はならず。
2回戦、東大は今季初先発の鈴木健。早大は開幕週の2回戦先発で
6回無失点と好投した清水大。
鈴木健は初回好調の松木に安打を許すが、
松岡泰が盗塁を刺していわゆる三振ゲッツーでピンチを脱すると
2回には二死一・三塁のピンチで清水大を自身最速142キロで
三振に斬って無失点。
4回にも申告敬遠で採った満塁策で、またも清水大を142で三振に
斬って4回まで無失点を続けた。
5回に主将中川卓が三巡目で鈴木健を捉えて先制適時打。
試合は6回まで0-1の投手戦。
投手交代は先に早稲田が動いて7回表から2番手原投手を投入。
原は前週の明大戦で1/3下位で5失点している。
東大は宮﨑の安打、阿久津の犠打から別府の適時二塁打で同点。
投手交代機を機敏に捉えて同点としたが、別府が三塁で走塁死して
チャンスが萎み、同点止まり。
鈴木健はこれまでの自己最長3イニングを大きく超える
7回を投げて1失点。
自身初、チームとしては今季初となるHQSをマークした。
8回から2番手松岡由に交代。
松岡由は順調に二死を取るが、連打で二死二・三塁とされると、
連続死球で満塁から押し出しとなって勝ち越される。
1-2でなお満塁の場面で、この日ここまで2安打の熊田が
満塁本塁打を放ってこの回一挙5点。
6-1としてそのまま勝利した。
東大は1、2回戦、二塁打1本ずつが出たものの、
6安打、3安打で2試合計1得点止まり。
第1週、第2週の得点力は早大の前に力を十分発揮できなかった。
中1日だが切り替えて慶大3回戦に挑みたい。
昨春から続く12試合連続長打を継続しているのは好材料。
2回戦でも長打で得点を挙げており、慶大戦ではさらなる
長打攻勢を見せられるかが得点力のカギを握る。
対する慶大は第3週、立大との3試合の先発は
増居、外丸、増居。
土曜の法大1回戦も睨みながらの先発起用となるが、
勝ち点のかかった試合だけに経験豊富な4年生増居投手が先発か。
東大は中2日で井澤が濃厚。
土曜日は113球投げており、まずは少なめな球数で5、6回まで
投げ切るのが目標となる。
打線で第2週から復帰した宮﨑が好調。
規定打席未満だが打率.357をマークしてチームの隠れ首位打者。
規定打席まではあと6で、残り試合フル出場すれば最少試合数でも
規定打席到達が濃厚。
阿久津選手は早大戦でノーヒットに抑えられたが、.308と
3割台をキープ。ベストナインへ再びブーストをかけたい。
今季は中井選手、林遼選手、別府選手がリーグ戦を折り返して
2割台をキープしており、これに松岡泰、梅林も固め打ちして
くれば大量点が期待できる。
早大戦では浦田選手、赤井選手が今季初出場。
打撃力に定評のある両選手だけにチャンスでの1打に期待がかかる。
唯一2年生でスタメンを張る藤田選手は三塁守備で再三の好プレー。
代々打力重視で起用されてきた傾向のある三塁だが、
ホットコーナーに守備でアピールできる新戦力が台頭した。
東大は慶大戦で勝ち点を挙げると赤門旋風の81年春以来41年ぶり。
このあと第5週で立大、第6週で法大と第4週終了現在勝ち点ゼロの
両校との直接対決を控えており、最下位脱出へ向けて慶大戦で
勝ち点を取ることは後半戦の戦いへ向けて極めて重要なポイント
となる。
歴史的な1勝を挙げて、今季での最下位脱出を現実のものとしたい。
プロ志望の井澤投手が歴代5人目のプロ選手となった松家投手に
並ぶ通算3勝目を挙げることがチームにとっても個人にとっても
一つの目指す到達点となる。
その先にさらなる栄光を掴むための一歩を明日しっかりと刻みたい。
みんな誰でも主役になっていいんだぜ。
総力戦で勝利して、WAになっておどろう!
昨年の慶大戦
春1回戦:0-7 敗・井澤 6安打(二塁打1)
春2回戦:6-11 敗・西山 6安打(二塁打1)
秋1回戦:1-15 敗・井澤 5安打
秋2回戦:1-4 敗・奥野 3安打
今春の慶大戦
春1回戦:4-11 敗・松岡由 4安打(本塁打1)
春2回戦:2-16 敗・西山 2安打(二塁打1)
今週の慶大戦(2回戦まで)
秋1回戦:4-3 勝・井澤 7安打(二塁打1)
秋2回戦:1-9 敗・井澤 6安打(本塁打1、二塁打1)
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