2024年明けましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。



本年も東大野球部と卒部生の皆様の益々のご活躍をお祈りします。

新年が、野球部および関係者の皆様、そしてファンの皆様にとりまして
多くの素敵なシーンに彩られた一年となりますことを願います。

本ブログも、今年で20年目を迎えることとなりました。
現在ブログは最低限の更新となっておりますが、
Twitter、Facebookページそしてnoteからも情報発信を行っております。
よろしくお願い申し上げます。

2023年は、ついにコロナ禍が一段落して4年ぶりに日常が戻り、
東京六大学野球も伝統的な元の姿を取り戻しました。

春のリーグ戦では、昨秋の覇者と対戦する開幕明大戦でいきなり延長戦に。
惜敗しましたが、その後立大戦では東大史上2本目の満塁本塁打となる
山口真選手の同点満塁弾で6-6の引き分けを演じました。
2年生酒井捷選手は全11試合で出塁し、1本塁打を含む10安打で打率.270。
四死球も10と極めて高い出塁率をマーク。頼もしい新戦力が台頭しました。
投手陣の与四死球は95回2/3で40個。制球力向上で新たなステージへの
飛躍を感じさせました。

秋のリーグ戦では、酒井捷選手がさらにパワーアップした活躍。
秋も12安打9四死球で全11試合で出塁し、春開幕戦のスタメンデビューから
1年間22試合連続出塁の偉業を達成しました。さらに二塁打5本はリーグ単独
トップで自身初の3割台、.316をマークして初のベストナインを獲得しました。
投手陣ではエース松岡投手が法大戦で2失点完投、自ら適時打も放って
4-2で勝利して4年生秋でのリーグ戦初勝利。勝ち点ゼロ同士の立大戦には
敗れて最下位脱出はなりませんでしたが、1年を通じて投手陣が与四死球を
減らし、打線は秋は.207と勝ち点を取った17年秋以来でチーム打率を2割台
に乗せました。
病気療養中の井手監督は任期満了で秋のリーグ戦終了後に勇退されました。
在任期間のほとんどがコロナ禍と重なり、部の運営も難しい中、上級生を
積極的に戦力化する采配で連敗を止め、療養期間中含めて4年間で
4勝70敗7分の戦績を残されました。
来季は助監督から昇格した大久保新監督の初陣となります。
チーム2024のスローガンは「突き抜ける」。
26年間破ることができていない単独5位以上の壁を"突き抜ける"戦いに
挑みます。

卒部者は
飯田選手、井上慶選手、奥野投手、井澤投手、松岡捕手、宮﨑選手が
社会人企業チームで、高橋選手、守屋選手は独立リーグでプレー。
遠藤氏、荻田氏、井尻氏、齋藤氏、坂東氏はNPB球団の職員として
ご活躍されました。
守屋選手はケガで群馬ダイヤモンドペガサスを4月に退団、高橋選手は
高知ファイティングドッグス、奥野投手は三菱自動車倉敷オーシャンズ
での2年間のプレーを終えて引退しました。

東大野球部卒部者は04年のドラフトで松家投手が横浜に9位で指名されて
入団して以来、井坂投手、宮台投手、高橋選手、守屋選手がNPB、
独立リーグ、米独立リーグに23年まで19年間在籍し続けていましたが、
今年は20年ぶりにプロ野球界に現役東大出身選手が在籍しないシーズンと
なります。
しかし今年新3年生の酒井捷選手がプロ志望を表明しており、昨秋には
大学日本代表候補として合宿にも参加、これからの活躍が大いに楽しみです。

高校野球界では現在東大野球部にOB選手が入部している仙台一、水戸一、
鶴丸の3校がセンバツ甲子園21世紀枠のブロック推薦校に選出されており、
文武両道の高校の活躍が目立ちます。
松家教諭、黒岩教諭など高校野球の指導者として活躍するOBも少なくなく、
OB指導者、そして未来の東大野球部員となる可能性を秘める高校生の
活躍も楽しみです。

現役の部員の皆様も、卒部後活躍される皆様も、これから東大野球部の門を
叩くことになる皆様も、そしてそんな彼らを応援するファンの皆様にとりましても、実りある素晴らしい1年になることお祈りいたします。

選手・関係者の皆様には、
私個人の勝手な思い入れで応援をさせていただくことにご容赦を
お願いしつつ、本年もよろしくお願い申し上げます。

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