立大戦！

空き週を挟んでの第7週、ラストカードは立大戦。

第6週を終えて優勝争いは早大、明大の2校に絞られた。
勝ち点4と一歩リードし、早慶戦勝ち点で自力で優勝を決められる
早大が最も有利なポジションにいる。
法明戦で明大が2勝、早慶戦で慶大が2勝すれば
早大と明大の優勝決定戦となる。

下位の3校は
立大、慶大が勝ち点1、東大が勝ち点ゼロ。
勝率的に東大が2勝0敗で勝ち点を取り、早慶戦で早大が勝ち点を
挙げた場合、また東大が2勝1敗で勝ち点を取り、早慶戦で早大が
2勝0敗で勝ち点を挙げた場合東大がに東大の単独5位が確定する。

東大としては何としても立大戦で勝ち点を挙げて、
今季は第9週に行われる早慶戦の結果を待ちたい。

第5週法大戦、
前週慶大戦が3回戦まで渡辺、鈴木太、渡辺の先発順だった流れを
受けて、1回戦先発は鈴木太。
法大エース篠木との対戦となったこの試合、打線は1、2回無安打も
鈴木太も2回まで無失点に抑えて0-0。
3回、東大は門田がチーム初安打を放つが無得点、
その裏に松下の2点先制適時打を浴びる。
打線は5回まで2安打無得点に抑えられると5回裏、松下の3ランが
でて5点差に。前回登板で勝利の鈴木太は5回5失点でマウンドを
降りた。
打線は篠木に7回まで無失点に抑えられ、リリーフの安達、藤森粋
からも得点を奪えず零封される。
東大リリーフ投手陣は2番手森岡が1回を無失点に抑えたものの、
江口直は四死球を与え、松本慎、佐伯は痛打を浴びて7回裏に
明大1回戦に続いて今季2度目の1イニング2ケタ失点となる10失点。
8回にも前田が1失点して0-16で敗れた。

続く2回戦、先発は渡辺。
初回を無失点で立ち上がると、その裏、酒井の四球から山口が
安打、酒井の好走塁で一気に本塁生還し先制点を挙げる。
しかしその裏、法大この回先頭の松下がソロ本塁打で同点。
さらに3回表に内海の適時二塁打で法政が勝ち越すが、
その裏には中山の安打と失策で小村が一気に生還して同点。
ここから東大は渡辺の粘投、法大は先発野崎から倉重、吉鶴、
さらには安達とつないで8回を終えて2-2の同点。
東大は9回も渡辺をマウンドに送り、走者を出しながらも杉浦が
盗塁を刺すなどして無失点。
9回裏、東大は先頭杉浦がヒット、竹山犠打成功で一死二塁と
して好調の門田が右中間へ適時二塁打を放ってサヨナラ勝ちした。
東大のサヨナラ勝ちは16年春の明大2回戦以来。
渡辺投手は151球を投げてリーグ戦初完投＆初勝利。

東大は前週慶大戦から2週連続の勝利。
2カード連続勝利は16年春以来8年ぶり、
2週連続勝利は82年秋以来42年ぶり 、
1シーズンで2人の投手の完投勝利は04年秋以来20年ぶり
の記録となった。

勝ち点を獲得すれば最下位脱出を大きく引き寄せる3回戦、
先発は鈴木太。
鈴木太と法大・篠木の投げ合いで4回まで0-0。
5回表、安打から三塁まで進んだ鈴木太を酒井の犠飛で還して
東大が先制。勝ち点に一歩近づいたがその裏熊谷の適時内野
安打で同点、さらに6回裏に安打2本を許して鈴木太は86球で交代、
2番手は平田。平田が適時打3本を浴びて4点を失い、1-5と
4点のビハインドに。
終盤法大が犠飛で、東大が酒井の適時打で1点ずつを加え、
2-6で試合は終了、法大が今季2個目の勝ち点を獲得した。

東大は先発投手が試合を作って1勝1敗から3回戦中盤まで
勝ち点獲得に肉薄したが、法大不動のエース篠木の壁を崩せず
最後は突き放された。

しかしまだ各校ラストカードの戦い次第で最下位脱出の可能性を
残す。
まずは立大戦をしっかり勝ち切るために鈴木太、渡辺両投手の
好投から打線が勝機をしっかり掴み取りたい。
リーグ戦初安打から打棒好調の門田、コンスタントに打っている
中山、調子を上げてきた酒井、山口らを中心に、ここまで
苦しんだ昨季のベストナイン大原もラストカードで爆発したい。

代打陣にも厚みがあり、守備、走塁に力のある選手も揃うため、
適材適所で総力戦を挑みたい。


第5週法大戦の個人記録
渡辺投手：リーグ戦初完投、初勝利


対する立大は5勝7敗1分
今季も既に13試合を戦っており春と同様15試合以上となることが
確定している。
チーム防御率3.73、チーム打率.194はいずれもリーグ5位。
東大とは打率差がわずか、防御率も東大先発2枚は引けを取らない。

立大はエース小畠が明大1回戦で2回途中降板して以来ベンチから
外れており、東大戦では復帰するか注目される。

打線は打率1割台も本塁は東大の1本に対し9本、長打全体では
東大5本に対し立大27本と圧倒的な差がある。
東大としては長打警戒で失点を減らしたい。

3カード連続勝利からの7年ぶり勝ち点で最下位脱出への望みを
託してチーム2024を戦い終えたい。

勝ち点獲って果報は寝て待て！



一昨年の立大戦
春1回戦：4-7　 敗・西山　6安打（二塁打1）
春2回戦：2-3　 敗・綱嶋　5安打（二塁打1）
秋1回戦：2-4 　敗・松岡　4安打
秋2回戦：2-3x　敗・井澤　3安打

昨年の立大戦
春1回戦：6-6　　　　　　　12安打（本塁打1）
春2回戦：0-2　敗・松岡　 　3安打
春3回戦：2-4　敗・鈴木健 　9安打（二塁打1）
秋1回戦：2-9　敗・松岡　　 8安打（二塁打2）
秋2回戦：2-4　敗・鈴木健 　9安打（二塁打1）

今春の立大戦
春1回戦：2-9　敗・松岡　　 8安打（二塁打2）
春2回戦：2-4　敗・鈴木健 　9安打（二塁打1）