法大戦!

第5週は法大戦。

第4週で東大は10年秋を最後に勝利のない早大と対戦。

第1戦先発は3カード続けて平田投手。

捕手はリーグ戦初スタメンマスクの3年生杉浦。
遊撃にもリーグ戦初スタメンの2年生小村を起用した。

明治戦大暴れの大原が初の4番。
打撃好調の青貝が9番から5番に抜擢された。
これまで二刀流でスタメン出場していた鈴木太投手の
野手スタメン出場は無し。

3戦連続で初回に3失点以上していた東大だが
この試合は平田が初回無失点の立ち上がり。
しかし2回に悪送球で先制点を献上すると、
3回に2点、4回に5点を失う。
平田投手は3回1/3で8失点も失策が絡んだため、
自責点は2。しかしながらまだ防御率は12.60という数字。

2番手渡辺も5回に吉納の2点本塁打で失点、
東大は5回で3試合連続の2ケタ失点に到達。
その後も中村が2失点、前田が3失点で計15失点。
9回を投げた5番手佐伯のみが無失点。


一方の打線はメンバー、打順を入れ替えたが
早大先発の宮城、リリーフ越井の両2年生投手の前に
4安打に終わり無得点。

中山が2安打、スタメン復帰の西前に安打、さらに
スタメンを外れた府川が代打で安打を放ったが、
打順を上げた大原、青貝が不発で得点を挙げられず、
早大宮城にリーグ戦初勝利を献上した。

この日リーグ戦初のベンチ入りを果たした今年のチームの
走塁長、4年生青島が代走でリーグ戦初出場。


翌2回戦はこれまで2回戦に先発していた二刀流の鈴木太投手
ではなく、同じく4年生の長谷川投手がリーグ戦初先発。
早大先発は前週の疲れで1回戦先発を回避したエース伊藤樹。

東大は初回先頭榎本が安打で出るも牽制死して3人で攻撃終了。

その裏、適時打と失策で2点を先制され、
オープナーの長谷川投手は2回裏の頭から鈴木太投手に交代。
その代わった鈴木太が四球2つ、さらにバントをまずい守備で
内野安打としてしまい満塁とすると、印出に通算2本目となる
満塁弾を浴びて一気に6点差に。
鈴木太はそこからは粘り強く投げたが5回、6回にも1点ずつを
失って5回6失点。
3番手渡辺は無失点、4番手佐伯が1失点。

打線は4番2試合目の大原が3安打、この試合からスタメン復帰
の内田が2安打、西前にも3試合連続の安打が出るなど出塁は
できたが、8安打全てが単打、四球も1つしかもらえず
2試合連続の零封負けを喫した。

投手陣には明るい話題が少ないが、
渡辺と前田の2投手のみがWHIPを2を切っており希望の存在。

打撃陣は大原が明大2回戦の4安打に続いて今季2度目の3安打
以上。シーズン2度の3安打以上は20年秋の早川選手以来。
第4週を終えて4割台の打率.421はリーグ3位。

チーム打率.222、チーム防御率9.71はともにリーグ6位だが、
チーム打率は第4週開始前までは3位だったように、
東大としては高い水準。
一方の投手陣はシーズンWHIPがワースト更新の危機。
与四死球を減らし、リズムをよくして失策も減らしたい。


2試合続けて無得点も大原の活躍、内田の復活、
西前の3試合連続安打など明るい話題も多く、
さらに中山、府川もコンスタントに打っており、
繋がり次第で大量点も期待できるだけに、投手のやり繰りが
カギを握る残り2カードとなる。


第5週慶大戦の個人記録
杉浦:リーグ戦初スタメン
小村:リーグ戦初スタメン
青島:リーグ戦初出場


対する法大はここまで3勝3敗、勝ち点1。
チーム防御率1.60、チーム打率.237
チーム打率はリーグ4位もチーム防御率はリーグトップ。

盤石の投手陣は篠木、吉鶴の先発2枚がともに防御率1点台。
リリーフ陣では安達投手が5試合9回1/3と最も多く投げており、
こちらも防御率1点台。
これで3勝3敗なのは打線の得点力不足であろう。

松下が.364、2本、中津が.333、1本
打点はチームトップ松下が5、吉安主将が3で続く。
打線に大きな穴はないだけに十分大量点の潜在力はある。

東大としては相手投手陣が優れるだけに打線を丁寧に抑えたい。

第4週を終えて立大と東大が勝ち点ゼロ。
3勝6敗1分と0勝6敗と内容は違うが勝ち点で上回れば最下位脱出
となる。

第5週に立大は明大と対戦し、第7週では東大と直接対決。
優勝の目標は消えたが最下位脱出はリアル。
最終週へその期待を繋げる第5週の戦いを演じたい。


スポーツ法政
【硬式野球】背水の陣で挑む東大戦!!2連勝で優勝へ向けリスタート
東京六大学春季リーグ戦 対東大戦展望
https://sports-hosei.net/73509/


一昨年の法大戦
春1回戦:0-9 敗・井澤  5安打(二塁打1)
春2回戦:2-9 敗・小髙峯 5安打(二塁打1)
秋1回戦:1-2x 敗・松岡由 3安打(本塁打1)
秋2回戦:0-5 敗・西山  4安打

昨年の法大戦
春1回戦:0-11 敗・鈴木健 4安打(二塁打1)
春2回戦:0-2 敗・松岡  2安打
秋1回戦:0-15 敗・平田  4安打
秋2回戦:0-9 敗・長谷川 8安打

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