明大戦!

4/8に東京六大学野球の春季リーグ戦が開幕する。

昨年フルスペックの2戦先勝勝ち点制のリーグ戦に戻ったが、
今季からはいよいよ応援席が復活する。

これで野球部の活動に加えて応援部の活動もコロナ前の形に
戻り、いよいよ本格的なポストコロナのリーグ戦となる。

神宮第二球場の解体が始まるなど、東京五輪終了後に計画されて
いた明治神宮外苑の再開発が動きだしたが、多くの木々の伐採
の計画などが取り沙汰され、反対運動も起こるなど、
ポスト五輪、ポストコロナの神宮が揺れている。

伝統の東京六大学野球もその中で中長期的な影響を受けていく
ことになるだろう。


東大は開幕戦で昨年春秋連覇の明大と対戦する。

昨秋の開幕戦では3-3の引き分け、2回戦では2本塁打を放つなど
7-11の乱打戦、3回戦も東大13安打、明大16安打の打ち合いで
6-13と東大が3試合で16得点。結果としては2敗して勝ち点を
献上したが、打線の迫力が強いインパクトを残した。

昨秋はシーズンとしては慶大から勝利を挙げて1勝10敗1分。
最下位脱出へ勝ち点2が目標とすれば、この春はそこから
大きなヤマを2つ超えなければならない。

投手陣は通算2勝を挙げたエース井澤らが卒部。
リーグ戦登板経験があるのは、ともに20試合を超えるリーグ戦
登板、そして先発経験もある松岡、鈴木健の両4年生と
昨秋リーグ戦初登板を果たした3年生の鈴木太、平田投手。
この4人ともがリーグ戦で140キロ台をマークしている。
ここに最終学年でリーグ戦デビューを目指す左腕青木、
アンダースローの2年生渡辺ら多彩な投手陣が層の厚みを
加える。
昨季のチーム防御率5.97から今季は4点台を目指したい。

4年生エース2人が1、2回戦全試合をきっちり投げきって
1つでも多くの勝ち星をあげることが"奪出"へのカギとなる。


バッテリーを組む捕手は松岡泰が卒部したことにより、
リーグ戦でのマスク経験のある捕手がいなくなった。
その中で正捕手を任されると思われるのが4年生の和田。
昨季は12試合中8試合で代打起用され、リーグ戦初安打をマーク。
今季は捕手としてもチームに貢献する。
3年生内田は内野手にコンバートとなり、捕手ベンチ入りは
3年生府川、2年生杉浦が有力。5人いた2年生捕手はコンバートで
3人となり、捕手登録の選手は4年生1人、3年生1人、2年生3人の
5人となった。岡田、酒井太もベンチ入りを目指したい。

内野陣は中井、林遼らが卒部。
一塁梅林が主将として残るが、いわゆるセンターラインの二遊間
に新しい選手が入る。昨季経験を積んだ藤田選手が三塁か。
二塁、遊撃のレギュラー争いは昨秋のフレッシュトーナメント
(FT)で慶應にコールド勝ちした試合でも活躍した3年生山口、青貝
がリードか。
守備、そしてもムードメーカーとしても存在感のある秀島、
打撃が売りの3年生内田らに加え、昨秋FTで9打数6安打の西前らが
レギュラーを脅かす活躍を見せたい。

外野陣は宮﨑、阿久津と主軸打者2人が卒部。
昨年からのレギュラーで残る4年生別府とともに外野手レギュラー
として期待の筆頭が2年生の酒井捷。昨秋FTでは驚異の7打数6安打。
走攻守揃った1番打者としてベストナイン目指して一気に飛躍したい。
昨秋開幕スタメンの大井、昨秋スタメン5番でリーグ戦初安打も
放った4年生近藤、土浦一勢の流れを引き継ぐ4年生矢追、
栃木県選抜で3番を務めた宇都宮高校出身の途中入部の2年生中山ら、
外野陣にも期待の有力選手が並ぶ。シーズンの中での激しい
レギュラー争いがチーム力を大いに底上げするはずだ。



対する明大は3連覇を狙う。
昨秋東大戦3試合で16失点した投手陣の中で、今季も残るメンバー
中、無失点だったのは4年生石原投手のみ。
柱の蒔田、村田の4年生投手2枚を含む投手陣が、東大にリベンジを
果たすか、東大が昨秋を上回る勢いで今度こそ打ち勝つか、
注目のカードとなる。

打線は主将となった通算66安打の上田、2年生までの4季で既に
61安打を積み上げた宗山らが昨季から残る。
昨春開幕戦の東大戦で、1年生でスタメン出場、リーグ戦初打席
初本塁打を放った瀨も2季ぶりに戻ってくる。

東大投手陣とプロ注目選手が複数並ぶ明大打線の対決で、
東大投手陣が昨季からの成長の跡を見せられるか。


グラウンドもスタンドもフルスペックのリーグ戦がいよいよ始まる。
その開幕戦で、東大が昨秋のFTで慶應に16-6と衝撃のコールド勝ちを
収めた勢いそのままに、昨年の王者を倒したい。

今季は療養中の井手監督の代行で大久保助監督が指揮を執るが、
勇猛果敢な戦いぶりで井手監督へ吉報を届けたい。

TMT!(東大めっちゃ強い!)
からの
"戦国六大"がやってくる


明大スポーツ
東大戦事前インタビュー① 梅林浩大主将、別府洸太朗外野手
https://meisupo.net/special/detail/13860

東大戦事前インタビュー② 松岡由機投手、鈴木健投手
https://meisupo.net/special/detail/13861



一昨年の明大戦
春1回戦:0-11 敗・井澤 4安打
春2回戦:2-17 敗・西山 6安打(三塁打1)
秋1回戦:0-9 敗:鈴木健 4安打(二塁打2)
秋2回戦:0-22 敗:奥野  3安打

昨年の明大戦
春1回戦:1-12 敗・井澤  3安打(二塁打2)
春2回戦:1-16 敗・小髙峯 4安打(二塁打1)
秋1回戦: 3-3 3安打(二塁打2)
秋2回戦: 7-11 敗・松岡由 7安打(本塁打2、二塁打2)
秋3回戦: 6-13 敗・井澤  13安打(二塁打2)

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