もし20歳に戻れるなら筋トレを

パーソナルトレーニングを始めて10回通ったところ。
始めたのは30代後半になって代謝が落ちたから。すごく量を食べてるわけでもないのにビールやお菓子をとると下腹がどんどん肥えゆく。20代の時のようにちょっと節制するくらいじゃ全然落ちない。骨格ウェーブなのでハイウエストでパンツインして重心を上に持ってきたいのに、下腹がそれを許さない。見た目的な意味でさすがに運動しなきゃまずいなっていうのと、筋肉つけてこの先も元気に生きていきたいなっていう健康面への意識もあって、筋トレしよう！となった。ある程度好きに食べてもそこまで太らない体作りが目標。

大学生の時は有酸素運動で痩せようと大学についてるジムで週3でジョギングして、野菜スープを大量に作って食べてた。そのときもお腹痩せを目指してたけどあまり効果はなかった。努力の方向が間違ってたんだなって今なら思う。せっかく利用できる環境だったのに筋トレマシンは使っていなかったし、摂取カロリーが少なかったのでお腹が減ってお菓子を食べることもあった。でもジムのマシンの使い方なんてわからないし、ガチな人がやってる中で場違いな気がして気後れしたし、とりあえず…とエアロバイクやジョギングで運動した感を得ていた。

働くようになってジムはやめたけど、ものすごくカロリーを使う職場だったのでどんどん痩せた。でもやっぱり下腹は出ていた。思えば10代の頃から下腹との戦いで、殿堂入りのコンプレックス。洋服を選ぶ時も下腹が目立ないものを探すし、水着や温泉ではお腹をへこます努力をした（絶対誰も気にしてないのに！）。当然異性関係にも消極的だった。

40代を手前に筋肉をつけようとやっと思考をスイッチ。マシンピラティスとパーソナルトレーニングで迷って、見学に行ったパーソナルトレーニングのジムを即契約。トレーニング16回と食事指導つきのコースで20万円。高いけどパーソナルであることはどうしても譲れない。YouTubeで筋トレできる人はいいと思う。でも私は体を動かすことに圧倒的にセンスがないし、ペースもフォームもよくわからんので教えてもらわないとできない自信があった。高くてもいいからプロによるアドバイスが欲しい。運動できない人ほどできる人に見てもらったほうがいい。

実際数ヶ月通ってみての感想。トレーニングは1回1時間、みっちり筋トレ、フォームの修正をしてくれる。めちゃくちゃきつい。でもすごく汗をかいて気持ちいい。初めの方は筋肉痛が尋常じゃなくて階段がつらかった。でもだからこそ効いてる実感があった。
仕事が忙しいうちは月1ペース、勤務を週5から週4に減らしてからは大体週1ペースでトレーニング。トレーニングに行かない日は家でも簡単な自重筋トレ（お風呂前にさっと5分くらい）、ステッパーで10分の有酸素運動を加えるときもある。ばたばたしててできない日も多いけど。

プロに教えてもらってよかったのは筋トレだけじゃなくて、まず指摘されたのが姿勢。私は極端な反り腰だったのだ。反り腰だと下腹に肉がつくらしく、姿勢からそもそもだめなのだった。長年悩んだ下腹ぽっこりは姿勢のせい？と目からうろこ。下腹を気にして、無意識に目立たないように腰を後ろに反っていた。それで余計下腹に肉がつくという悪循環。悲しすぎる。わかったからには姿勢を意識した生活をしてみて、だいぶ見た目と心持ちが変わったと思う。

食事指導は食べた物の写真をＬＩＮＥで送る。飲み物は報告義務なし。人に見せる必要があるだけでけっこう食事がととのうんだな。子どもを産んでから子ども中心の食卓だったのが、自分用に野菜とタンパク質のおかずも用意するようになった。魚介のサラダとか。野菜と肉の煮込みとか。しばらく忘れてたけど本来こういう食事が好きだったんだよ…。唐揚げとかポテトとかじゃなく。
大きく変わったのは小麦を避けるようになったこと。小麦ってダイエット界では悪者なんですね？全然知らなかった。普通に毎朝パン食だった。バターもたっぷりだった。おやつもおにぎりとかにしたほうがいいということを教わり、お米のすごさを思い知りました。でも美味しいものを食べることこそ人生と思ってるので、そんなに小麦禁を禁欲的にやってるわけではない。パンやパスタやお菓子も時には食べる。だいたいを米中心で整えている感じ。

今のところ体重はさほど変わりなく、でも太ももや腹囲が締まってきた。憧れのパンツインもできるようになって自分としては大きな変化。お酒を飲む日が続いたり間食が多かったりするとやっぱり下腹に肉はつくけど、食事と姿勢の改善、プラス筋トレでリカバリーがきく。効果的に努力するとこんなに変わるんだな。もっと早くやればよかった。下腹のことを気にしなくていいなんて大げさじゃなく世界が変わった。

というわけで、20歳の自分になにか１つアドバイスできるなら筋トレを勧める。あなたの悩んでることに効果てきめんだよ、せめてスクワットだけでも覚えてごらん、って。