後部座席で彼女は眠っている
じゅうぶん静かな様子で
だけど夢の中で目覚めると
そこは軋む音がするタイヤと炎に囲まれている
誰も住んでいない場所から私たちは戻ってくる
元軍人のように
私が北極星を指差すと
彼女は私を嘘つきと呼んだ
エミリー、ごめんね
私はただ分からないまま何とか上手くやろうとしたの
あなただけが望む人間になっていってるような気がする
コンクリートに向かって一直線
悪夢の中で、叫びながら
今ではすっかり目が覚めて、悪いことばかり考えてしまう
あなたは話したくないみたいだし
モントリオールに戻らせてくれないかな
私は本物の仕事に就いて、あなたは学校に戻ればいい
凍てつくような寒さの中で燃え尽きて
居なくなればいい
エミリー、ごめんね
私が間違ってるとき、どんな風になるか知ってるよね
自分が自分じゃない誰かになってくような気がするんだ
だからエミリー、許してくれないかな
何とか上手くやっていけないかな
私は27歳で自分がよくわからない
だけど何を求めているかはわかってる
エミリー、ごめんね
エミリー、ごめんね
ごめんね