私が私であるために
私のことなんて、何にも知らないくせに。
そう思ってしまうことが多々ある。
そんな風に、苦しい思いも、悔しい思いもしてきた。
でも、そんなことなんて、思ってくれるな。
入学試験、就職活動。
そんな、人生を左右する大切なことでさえ、ほんの二、三十分、ましてやほんの数回顔を合わせただけで結果が決まってしまう。
私のことなんて、何にも知らないくせに。
そりゃ、そうだ。
そんなのは当たり前だ。
面接や仕事の場で自分の境遇や心情を詳細に話す人なんていないし、そんなことなんて求められてはいない。
そもそも、自分としっかり向き合えているのか?
自分の魅力と見つけ出し、それを売り込む努力はしたのか?
今までの人生を受けて、数々の試練を受けて、
自分はどう感じたのか。
そこからどう考えるようになったのか。
そして、命を懸けてでも守りたい、譲れないものは何なのか。
私のことなんて、何にも知らないくせに。
たまにはそうやって自分を守ることも必要なのかもしれない。
でも、他人は変わらない。
状況を変えられるのは、自分の心と行動だけだ。
自分の心としっかり向き合い、自分が信じた方向にただがむしゃらに進み続ける。
きっとそこに、間違いなんてない。
失敗。成功。
そんなの誰が決めた?
たった二通りに分別されてたまるか。
失敗も成功もない。
私の人生は、私のものだ。
私のことなんて、何にも知らないくせに。
じゃあ、大切な自分の欠片たちを少しでも拾い集めてもらえるように、私は今、何をすべきか?
そんな問いを常に抱えながら生きることこそ、成長できる、夢を叶える、そして生きやすいように生きる、大切な一歩なのかもしれない。
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就活中に書いたこんなにもまとまりのない文章が、
今の自分を励まし、形作っているんだから、
人生って、
おもしろい。
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