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すきま時間の3分で読める-エッセイ

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#デグー

身近な存在がいなくなるということ

身近な存在がいなくなるということ

いつも隣に居て当たり前だと思っていた存在が、

急に、いなくなる。

こんなご時世だからこそ、

今はそんな話がしたい。

2020年4月1日。

明日、私は社会人になる。

そんな門出を控え、学生最後の日をただなんとなく過ごすはずだった今日、

奇しくも“その日”は訪れた。

3月30日。

住み始めて1週間の社宅の片付けを昼過ぎに終え、ベッドでゴロゴロしていたそのとき、突如電話が鳴った。

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大きなミミの木の下で

大きなミミの木の下で

やっと会いに行けた。

誰かにとっては早朝のジョギングコース。
子供にとっては毎日の通学路。
犬にとっては存分に駆け回れる散歩道。

そんな日常の背景のひとつに過ぎないけれど、なんとなく心が穏やかになる川沿いの道。

その道を見守るように立つ1本の木の側が、私の特別な場所になりました。

今から5年と半年前。

ペットショップの眩しすぎる光の下、手のひらに包まれて震えながらも、唯一じっとし

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