僕らの太陽

「ねえ、見てるこっちが寒くなってきたんだけど。どうしてかき氷食べてるの?」

「え~?だって…まだ夏休み気分でいたいじゃん。」

「あきれた。きっと秋なんてすぐ終わって、そしたら冬も…」 

「いいからいいから。あなたも一口食べる?」

「…。」

「…。」

「…欲しい、かも。」

「ほら~やっぱり。はい。」

…。

……。

………。

「今年はさ、ほんとたっくさん遊んだよね。」

「あー。思い出すだけで汗がにじみそう。」

「お台場のジェラートも美味しかったし、月島のもんじゃもお腹いっぱいになっちゃった。豊洲のららぽーとの時は…。」

「歩き疲れてファミレスで駄弁ったよね。買い物してる時間より長かったんじゃない?」

「ふふ。わたしたち食べてばっかり。」

「今もね。」

…。

……。

………。

「あ~おいしかった。じゃあ行こっか。」

「次はどこにしようか。」

「今度はみんなも連れていこうよ。」

「みんな、ね。」

「うん、みんな。みんなとなら、どこまでも行けそう!」

「もうさ、どれだけ時間があっても足りないね。」

「来年の夏もすぐ来るからね。早くしなきゃ。」

「うん。」

「さ、行こ。もう始まってるよ!」

※当記事はkurayamisakaのフアンによる二次創作であり、架空の設定/物語です。楽曲製作者の意図は含まれておりません。