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世界が注目!日本の「たべられません」袋

あなたは、お菓子などの袋に入っている小さな「たべられません」と書かれた袋を見たことがありますか?この袋は、実は食品を新鮮に保つための大切な役割を果たしているんです。

この袋の中身は、主に「脱酸素剤」と呼ばれるもので、お菓子のパッケージ内の酸素を吸収し、酸化を防ぐ働きがあります。これにより、お菓子が長持ちし、美味しく食べられるんです。

ところが、この脱酸素剤は、日本のお菓子では一般的でも、海外ではあまり見かけることがないためハプニングが起きてしまいました。ある海外の友人が、この袋をトッピングと勘違いしてしまい、お菓子に振りかけてしまうというエピソードがSNSで話題になったんです。

この事件を受けて、お菓子メーカーの三菱ガス化学は、海外の人たちにも正しく理解してもらうために、袋に書かれている「たべられません」の文字を9ヶ国語に増やし、さらにピクトグラムも加えることにしました。

なぜ日本のお菓子に脱酸素剤が多いのかというと、日本には美味しいお菓子を遠くの人にも届けたいというお土産文化があることと、高温多湿な気候で食品が傷みやすいということが関係しています。例えば、有名な「萩の月」も、この脱酸素剤のおかげで、保存料を使わずに全国に届けられるようになったんです。

もし、うっかり脱酸素剤を食べてしまっても、特に問題はないとされています。ただし、小袋ごと飲み込んでしまった場合は、念のため医師に相談しましょう。

今回の出来事は、文化や習慣の違いによって、同じものが全く違った意味を持つことがあるということを教えてくれますし、うっかり体の中に入れてしまったとしても、特に問題はないとされてることは、意外でした。

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kataoka
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