改めて考える「空間にオブジェクトを置ける技術」の意味
今回も少しApple Vision Proの話をする。といっても、Vision Proの話だけをするわけではない。Vision Proで改めて注目された「空間に配置する」という概念について、少し深く考えてみよう。
この概念、文章ではよく出てくるが、実際に体験したことがある人はまだ少ない。
というわけで、過去の機器で「空間に配置する」という要素がどう扱われ、Vision Proでどうなっていて、さらにMeta Quest 3が今後どうなる予定なのか、という点について整理しておきたい。
■Vision Proは「空間を把握している」
Vision Proが「空間コンピューティング・デバイス」と言われる理由は、いわゆる「Mixed Reality(MR)」の仕組みを使い、自分が見ている空間の中にオブジェクトを配置できることにある。
ここから先は
3,738字
/
11画像
この記事のみ
¥
100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?