西田の論壇:Apple Watch・VIVE Flow・Nreal AirにJINS MEME。最新デバイスの「市場の攻め方」を分析する
知財、IT産業、ネット、放送にまつわる問題や社会現象を分析、考察していきます。
10月15日、HTCは新しいVR用ヘッドセット「VIVE Flow」を発表した。アメリカでは11月から発売になる。日本での予定はアナウンスされていないが、HTC VIVE JAPANの公式Twitterアカウントは「近日中にお知らせがあります」とつぶやいている。
・HTCの「VIVE Flow」。189gと軽量なVR機器で、他の製品と違う「狙い」が特徴だ。
その前には、ARグラスを開発している中国のNrealが、ディスプレイとしての機能を重視した「Nreal Air」を、日本ではNTTドコモ・KDDIがパートナーとなって、12月に発売することを発表している。短時間だが実機を試すことができた。
・Nreal Air。価格は公表されていないが、TTドコモ・KDDIから12月に発売される。写真は実機。
これらのデバイスは、今までのxR機器と少し位置付けが異なる。それはどういうことかを考えているうちに、過去の製品との類似点にも気づいた。
ちょうど筆者の手元には、先日発売されたばかりの「Apple Watch Series 7」の評価機が貸し出されており、これともちょっと関係する話である。
・Apple Watch Series 7。ボディはグリーンアルミニウムケースで、ディスプレイは45mm。
さらに、先日JINSから発売された「JINS MEME」も届き、この原稿も、それをかけながら書いている。
・JINS MEME第二世代。充電は鼻を支える部分から。
今回は、「新しいデジタルデバイスはどう市場に受容されるのか」ということを、これらの製品を通じて考えてみた。
ここから先は
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?