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日本が「テレビ向け液晶」で負けた歴史を振り返る

8月21日、シャープ子会社の堺ディスプレイプロダクトは、大阪府堺市でのテレビ向けの大型液晶パネルの生産を終了した。これにより、日本国内でのテレビ向け大型パネル生産拠点はゼロとなり、実質的に、「日本でのテレビ向けディスプレイパネル」事業は終わりを迎えたことになる。

2000年代まで、日本はディスプレイパネルの供給で世界と競う関係にあった。だが現在は、中国と韓国がその座にいる。

なぜこうなったのか? ここで改めて、少しシンブルに振り返っておきたいと思う。

■シャープとパナソニックの「テレビ向け液晶事業」とは

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