西田の論壇:朝日新聞社の校正支援サービス「Typoless」を試す
知財、IT産業、ネット、放送にまつわる問題や社会現象を分析、考察します。
打ち間違い・変換ミスのことを「typo」ということがある。
typoは英語でタイプミスを示す俗語で、typeのeをoと打ち間違う……という話に由来する。冷静にキー配列を考えるとeとoはあんまり打ち間違えないようにも思うが、それはそれとして、だ。
ライターの仕事はtypoとの戦いだ。
理由はいくつかある。
・本来間違えていてはいけない
・文書の生産量が多いのでtypo混入の可能性もその分上がる
・スピードが必要なのでtypoしやすさも上がる
・その割にうっかりしがち
書籍などのように何回も、複数人の手を経るものならtypoは減らしやすいのだが、日々の作業だとtypoをゼロにするのは難しい。
というわけで今回は、typoを減らすツールとして登場した「Typoless」を使ってみたい。
Typolessは朝日新聞社が提供する校正支援サービスで、個人向けにも有料で提供される。
今回は、筆者が日常的に使っている2つのサービスと比較しながら、実際に使って価値を確かめてみたい。
■日常的には「Microsoftエディター」を使っているが……
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