メンヘラの名前

<ご注意>

投稿前に読み返せば読み返すほど、ほんと、THEメンヘラ!みたいな文章に思えて(実際にそう)書いた自分自身でさえ(だからこそ?)気持ち悪くなりそうだったので、メンヘラ耐性のない方はここでお帰り下さい。メンヘラちゃん、唯一優しさだけは失わないように気を付けているので、これは耐性のない方への優しい忠告です。


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メンヘラちゃん、アラフォーなので実は「ニート」という定義は適用範囲外(15歳から34歳までの、家事・通学・就業をせず、職業訓練も受けていない者。が定義)でも、今は、アルバイト等雇用契約をどこかと結んでいるわけでもないので、フリーターでもない(ちなみにこちらも34歳までを言うらしいが)残念ながら(?)社会に出られる状態なので「ひきこもり」でもなく、もちろん今は病気療養中でもない(定期的に通院中、ではある)

では、私は何?? なんてアホな空っぽの頭でなかなか真剣に考えたのですが、結論は「無職」でした。

む しょ く

いやぁなかなかのパワーワードですね。笑いそうになりましたが笑っていられません←

絶対に何があっても法を犯すことだけはしない、と固く心に誓っておりますが、もし万が一、何かの凶悪事件に巻き込まれる胸熱もとい劇的展開があるとすれば、最近SNSにアップしたスッピンの顔写真とともに報道される文言は「○○在住、無職のアラフォー女性の××さん」てことです。マジでかんべんしてほしい←


私は、今はもう、病気の診断名に縋りたいタイプではない、何だったとしてもあまり気にしないタイプ、と最初の記事にサラっと書きましたが、もちろんメンヘラ初期には病名や障害名に縋りつきたくて調べまくりました。同じような仲間を求めてネット世界にのめり込んでいった系メンヘラなので、似たようなblogを探しては、その方とコンタクトを取って色々と聞いたり、情報交換をしたり、そこから新たな情報を調べたりしていました。書籍も所有しているだけで20冊くらいあります。なんとなく自分の状態にあてはまる「名前」が見つかると、自分の中にステータスというか肩書きが生まれた気がして、意気揚々としていました。最近のわかりやすいたとえだと「HSP」なんかがそれですね。特徴と合致する部分を見つけて『わかるー!』となって『なるほど、だから難しいのか』と納得するまでがセットで、他人に伝える際に使用しますね。そうすると伝わりやすいし、余計な手間が省けたりするので「名前」もそれなりにちゃんと使えば便利です。

けれど、当たり前のことですが、人それぞれ環境も違えばバックグラウンドも全く違う世界で、自分と同じ人というのは実はいないんだな、ということに気づいてしまいます(そこからは他人を僻み羨みはじめてまさに地獄の日々ですが)でもその頃から、ただ群れている事への違和感しかなくなっていったので、病気の共有ではなくて気持ち面での共感を求めるようになりました。なので、群れるのではなく、ひとりでもいい、ドコかにいる誰かが共感してくれる想いをこちらから発信したい、そんな思いでblogを書いていました。(赤裸々に綴りすぎて共感よりも反感を買ったようで、コメント欄がたびたび荒れました。笑)

そんな日々から、私は、とある小さなタイミングですこしの期間リア充して、その世界から自然と身を引きます。だいたい10年くらい前の話です。(ここでそのまま現実世界に溶け込めていたら、私は今ここにいないでしょう)その頃も、自分の想いを綴る紙媒体の日記は止めることなく続けていましたが(相変わらず中身は酷いモンです)やっていたblogの更新もやめ、SNSも見るだけにして、精神科への通院もやめました(ちょうどちょっと揉めまして。笑)でも結果的に振り返ってみると、義務教育終了後ではこの数年の期間が、もっともちゃんとした大人として日本の社会でまともに生活していました。

が、メンヘラはやっぱり治らないんですね。私の場合、ですけど。

病名や障害名に縋る系メンヘラから、メンヘラだけど現実を生きるメンヘラ、へとこの時は明らかにグレードアップしたはずなのですが、一つの歯車が狂い始めた事をきっかけに、メンヘラなんて可愛いこと言っていられる状態じゃないメンヘラ(いわゆるプシコ)に一気に成り下がるわけです。詳しい経緯は今回は割愛しますが、今思えば全部、そうすべてが、ほんの些細なきっかけの連続、です。おでん食べたかったのにカレー食べちゃった、位の、ほんの些細な事です。でも、それからはジェットコースターでした。

そうなると今度は、社会に存在しているのに何もしていない(できていない)自分にも何か肩書き的なモノが欲しくなるのです。縋れるものを欲しがりました。それが、冒頭の「ニートとは言えない年齢」の話になります。意外と学生期間が無駄に長かったので(休学したり留年したり進学したり)奨学金の総額は地方の中古の一軒家が購入できるレベルの金額で、返済はもちろん経済的理由で今は猶予していただいていますが(今年が期限なのでちょっとこれは本気でヤバい話)自分の肩書きがなくなった事って今まで幸いにもなかったんです。それが。最近。アラフォーへと足を踏み入れてから、自分の肩書きがなくなったことに気づいて、リアルに震えました。無職もじゅうぶんな肩書きじゃん!なんて自分を納得させようともしましたが、もちろんそんなわけもなく。。。

未婚で実家の寄生虫の今。生活保護は受けられない(実家があるので)障害年金の申請は通りませんでした(申請当時相当病状が悪く、精神科に7か月程入院していたので、主治医は、年金で食いつないでデイケアから就労移行へステップアップしていこう、という希望のプランを提示してくれていたのですが、申請却下とともにもろとも崩れ、結果実家への強制送還(そうすればひとまず餓死することはないので)ということになりました)ざっくり書くとこんな感じです。でもその実家、とくに資産もなく(借家だし)母親の年金に頼っている状態のいわゆる生活保護以下水準の暮らしなんですけどね(笑)まぁ、そこはまた書きます、今回はいいです(笑)あと、生活保護をいただいて社会復帰を目指そう、と本気で考えた事もありましたが、今は、生活保護でこんなクズに税金を使っていただくのも申し訳ないので生活保護になる前に消滅します、という思いです。これも、また書きます(笑)

家事手伝い、なんてたいそうなことさえしていません。掃除が苦手で全くしませんし、洗い物が死ぬほど嫌いなので台所が皿の山になっても紙皿と割り箸でご飯を食べます。母が気が向いたら洗い物はやってくれます。料理は、気が向けば作りますが基本的には母がしてくれます。ありがたいのは、母の中で私はいつまでも雛鳥のような感覚らしく、ほぼご飯は作ってくれます。このあたりの事は、不満はありますが私自身が全くやらない事なので、絶対に文句だけは言いません。そこは絶対言わない、何があってもです。ちなみに、唯一好きな事が洗濯なので、私は洗濯をします。でも、それだけ。にわかには信じられないでしょうが、アラフォー実家寄生虫メンヘラ女が、家事手伝わないんですよ?そりゃ、婚期も訪れないのは当たり前の話ですよね、、、って話題がそれました。

てな感じで(どんな感じやねん)このnoteのプロフィールに「ガチあたおかのぷしこニートDEBU卍」とありますが、間違いですね。本当は「ガチあたおかの無職DEBUぷしこ マジ卍」です。ここで訂正しておきます。


・・・何が言いたかったかというと。

メンヘラには依存対象が必要だと思うのです。メンヘラなりに、生きていくために。それの代表格が異性ですね。あとはよくあるのが親です、共依存、うちもそれですが。で、他にも持っておきたいというか依存しておきたいのが、病名や自分の肩書きだと思うのです。そこに固執しても何も生まれないのは頭では理解できるのですが、脊髄反射的に名前を求める、まぁ安心感が欲しいんですよね。

健康な方でも、体調が悪い時に病院に行って「○○ですね」とズバっと行ってもらって処置や投薬が効いてスッカリ治るとスッキリするけど、何週間も原因不明の咳が続くと不安じゃないですか?(今はコロナの問題があるので原因不明は本当に困りますね)メンヘラなんて典型で、本気で悩んでいるところでやっとの思いで病院に行って、そこで「うつです」なんて言われて抗うつ薬で劇的改善、なんていう絵にかいたようなHAPPYな結果が訪れれば「うつだから」と全部うつのせいにできますし、検査を経て発達障害がわかると知らなかった対応法がわかって生活の質が上がったり、コンサータなんかで仕事の効率が劇的に上がった、なんて話もあるあるですね。不眠の毎日に睡眠薬が奏功してちゃんと寝れるようになったら、夜型生活から抜け出せた、とかとか。書き出せばキリがない、名前をつけてもらって起こった良い事集。だいたい「診断→治療」が当たり前なので、最近は特に、検査などでしっかり診断してくれるところも増えましたし(そうやって診療報酬を稼ぐところも増えました)そうなってくると、手帳類も疾患によっては以前よりはハードル下がってもらえやすい。自立支援医療なんて、自費で行っている人以外はほぼ適用されているんじゃないでしょうか。私は3割負担ですけど。おっと、また話がそれましたね。

このように「名前」に救われることってあると思うのです。私は以前、信頼していた主治医に(先述の私の社会復帰プランを構築しようと尽力して下さった方)言われたことがあります。

「肩書きがなくなっても、メンヘラちゃんはメンヘラちゃんだよ。何も変わらない。ゼロになるだけ。」

この時の私の日記には、こう記してあります。

『せっかくあった唯一の肩書き。それさえなくなって、ただの人、維持費だけやけにかかる物体に成り下がった。価値は半減というより暴落してマイナス』

この時の私は、社会人(正味2ヶ月。笑)という肩書きを病気入院で失い、病気療養するニート、となったわけですが、今現在は病気療養は終わったはずなのに(通院間隔も月1だし、内服薬も特にないし、就業を止められてもいない)いまやニートから無職に更に成り下がり、せいぜいあと10年位が寿命であろう今のところは元気な母親の寄生虫です。ちなみに幾度か就職活動はしましたが、全敗でした。アルバイトやパートをしようにも、ブランクありすぎて(闇もありすぎて)こちらも採用されず、そのうちに私の心が折れます。こうなってくると外来で「無理しすぎです」とか「ゆっくり考えましょう」とか言われます。あるあるです。でも、ゆっくり、なんてほぼ同世代(なんなら年下)の勝ち組に言われても『ほんまに先の事考えてます?』って感じだし、だからといって『オマエ大丈夫ゆーてたやん?!』って自己判断で色々やっても結局上手くいかなくて、何も続けられなくなるのです。当たり前ですが、そんな奴を雇ってなんかいられないので、こんなメンヘラちゃんを採用しなかった様々な場所は、本当に人を見る目があったのだと思っています。採用してくれてなくて良かった。この期に及んで関係ない方を巻き込んでご迷惑しかおかけしなかったかもしれないと思うと、それだけは阻止されていて本当によかったです。


なので、私は今、依存できる「名前」を探しています。

元来、こども好きで‘‘メンヘラちゃんのかんがえるさいきょうの将来設計‘‘では、30歳くらいで子供を産んでいる予定でした。そして母になり、自分の出来なかった事をやらせてあげて、ちゃんと向き合って話を聞いてあげる、どこにでもあるけど自分とは縁遠かった普通の家庭を築く、そしてその肩書きを大切に自分の人生も生きていく。なんていう理想を、中学生からアラサ―になるまで幻想的に盲目に信じてましたが(さすがメンヘラ)最近はそれも本気で叶わなそうなので(だいたい今の私には人の人生を支える経済的基盤も、精神的支柱も、社会的地位もない)もういっそのこと、メンヘラに依存するか!ってな感じで、思いを吐露しております。

今の私にとってこのnoteが唯一の、自分と母親だけの閉鎖的社会ではなく、現実社会とつながっている場所です。


メンヘラの名前。それは・・・note


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