プロジェクトマネジメント<資源計画、要員計画(人的資源マネジメント)>の備忘録
過去の勉強ノート(PM資格取得)をもとに、備忘録として作成
→プロジェクトは計画した時点で80%は完了している
以下の「資源計画、要員計画(人的資源マネジメント)」部分について記載してます
1.人的資源計画
1.1.資源見積
【INPUT】アクティビティ資源見積(総合編のOUTPUT)
上記INPUTをもとに、プロジェクトメンバの役割、権限、責任、コンピテンシー(高い成果につながる行動特性)を定義する。
メンバのスキルが与える役割とアンマッチな場合、事前の教育実施、および、OJTの実施を検討する。
★注意点
・キー要員は専任にすること
・命令系が重複していないこと
・要員の山積み/山崩しによりスケジュールへの影響を最小化すること
・メンバへなぜその役割に任命するのか(期待すること)を伝えること
・メンバを適切な組織に配置すること(他メンバと同一組織であること)
【OUTPUT】プロジェクト体制図、教育計画またはトレーニング計画
1.2.ステークホルダー特定
【INPUT】ステークホルダー登録簿
上記INPUTをもとに、各ステークホルダーとのコミュニケーション方法(会議体、コミュニケーション手段、個人レベルの注意点)について定義する。
★注意点
・どのような情報をいつ必要とするかを考慮する
・会議体の開催タイミング、参加者、開催方法の最適解を検討する
→会議は少なく、短いほどよい。議事録は必ず作成して参加者の承認を得る
【OUTPUT】コミュニケーション計画書
2.人的資源実施(総合編:プロジェクト実行部分)
2.1.プロダクトチーム育成
【INPUT】教育計画またはトレーニング計画
上記INPUTをもとに、メンバへの必要な知識の教育やトレーニング、および、チーム形成活動を行う。
★注意点
・チーム育成は、計画的かつ意図的に行うこと
・新人については全般的な未熟さを考慮すること(指導者の常識は新人の常識ではない)
【OUTPUT】教育実施結果またはトレーニング実施結果
2.2.情報の共有
【INPUT】コミュニケーション計画書
上記INPUTをもとに、ステークホルダと必要な情報を共有する。できるだけタイムリーな報告を行うこと。
【OUTPUT】情報共有の結果(議事録、作業報告書など)
3.人的資源管理(総合編:監視・コントロール部分)
3.1.プロダクトチームの監視
【INPUT】教育実施結果またはトレーニング実施結果
上記INPUTをもとに、計画どおりのチームメイクができているか(要員のスキルが十分か、指導者のもと作業が進められているか)を確認する。
問題がある場合、要員の交代や体制の変更を検討する。ただし、要員の交代や体制の変更には大きなリスクが伴うため、実施しなかった場合(現在の状況を維持した場合)をシミュレートし、QCDへの影響がない場合はそのままのチームで継続した方がよい。
【OUTPUT】シミュレーション結果(実生産性で算定)、プロジェクト体制図(変更後)
3.2.コミュニケーションの監視
【INPUT】情報共有の結果(議事録、作業報告書など)
上記INPUTをもとに、実績報告がコミュニケーション計画どおりに行われていることを確認する。また、ステークホルダと良好なコミュニケーションが取れていること(不信感や嫌悪感を持たれていないこと)を確認する。
問題がある場合、改善策の検討(報告経路の変更:ステークホルダの上長へ報告する、ステークホルダへの報告者を変更するなど)を行う。
【OUTPUT】コミュニケーション計画書(変更後)
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