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消せるボールペン

1本のペンに、黒色・赤色・青色のインクがついている3色のペンをマルチペンと言います。最近では、基本の3色に緑色とシャープペンがついたマルチペンもあります。ここまでのマルチペンを作るのはほとんど日本の文具メーカーです。ドイツの筆記具メーカーのラミー社が作っている4色ボールペンのデザインは格好いいけれど、書き味はイマイチです。日本のパイロット社製の油性インキの書き味と発色が好きです。

最近のボールペンのインクは油性だけではありません。ジェルペン、
などがあります。その他に「消せるボールペン」があります。消せるボールペンが売れているのは日本だけのようです。

スケジューリングにおすすめのペンに、消せるボールペンは入るでしょうか。まだどうすかわからないスケジュールは書いておいて、後から消せる方がいいと思うかもしれません。だったら鉛筆やシャープペンということになりますが、最近では消せるボールペンがあります。しかも、消せるボールペンは色々な色があるのでカレンダーが華やかに楽しく気分もポジティブになると思います。
でも、消せるボールペンは、以下の笑い話のようなエピソードからもおすすめできません。本当に会った話です。消せるボールペンで書き込んだ手帳を夏の炎天下の車内に放置しておいたら、書いていた文字が全部消えてしまいました。これは困りました。手帳に書いて予定も、大事な電話番号も全て真っ白となり無くなってしまいました。いろいろ調べて冷蔵庫に入れると文字が復元するという情報がありました。そして、文字が消えてしまった手帳を冷蔵庫に入れると、今まで書いて消していた文字まで全て復元されてわけがわからなくなったということです。

手帳には消しゴムで消せるシャープペンで書くか、それとも潔く消せない油性ボールペンや万年筆で書くかどちらかです。スマホでもパソコンでも何時間もかけて入力したデータが一瞬で消えてしまうことがあります。消えない、消せないというのも意外と必要なことかもしれません。後から見ると、そのときの自分の思考の履歴が手帳にログとして残っているみたいでよろしいかもしれません。

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