「探究大だより」2024.5.31号
■ファシリテーションについての、探究。
塾生さんの複数が、今「ファシリテーション」についての探究に取り組んでいます。ファシリテーションは、探究大の支援可能領域のうち「対人支援・育成」領域において扱うことのあるトピックスですが、数名のメンバーさん向けにファシリテーションに特化した講義&WSを提供し始めたところ、多くの塾生さんにとって感化されるところがあった様子で(他のメンバーとの学び合いのもたらす良い効果の1つですね)、最近は塾内のあちこちでこのワードが聞かれます。
言葉の意味としては、
このあたりの日本語訳が扱いやすいでしょうか。"司会進行"など狭義で使われることも多い印象ですが、言葉本来の意味に沿って治療や教育現場等、様々なシーンで使用される言葉ですよね。
ファシリテートは他動詞ですから、必ず目的語があります。
「私は、誰の何を、ファシリテートするのか?」
この問いを呼び水に、自分自身のサービス提供のスタンスを探究したり、他者との関係性やコミュニケーションにおける態度や在り方を探究したり。
塾生さんそれぞれに、深めたいテーマも辿り着きたいゴールも異なりますが、自身の専門分野におけるファシリテーションの探究プロセスは、必然的に人間の本質を見せられることに繋がっており、とても豊かな学びをもたらすなあ、いいな。と、塾生さん達の"探究のファシリテーション"をしながら、日々実感しています^ ^
■修了生の声!
昨年末から受講しておられた塾生さんのお一人が、6ヶ月の受講期間を終えられました!一部抜粋して、ご感想を掲載します。
ご本人なりにとても大変な半年だったろうなと、横で伴走しながら見守る日々でしたが、大切な気づきの詰まった振り返りだなぁと読ませて頂きました!
人間ですから、半年という長い受講期間のうちに波の無い受講生さんは1人もおられず、皆それぞれに調子の良い時も、乗らない時もあります^ ^ それ自体は当然のこと。
波があるからこそ、ただ飲まれるばかりでなく、波に乗った自分を探究して行きたいものですね。
探究大の受講を終えても、日々の自己探究に終わりはありません。明日からの探究ライフもまた、充実されますように✨
また、ご一緒いたしましょう!
*探究大2024夏スタート生、若干名ですが募集予定です。ご関心ある方は公式LINEに登録して案内をお待ちくださいね。
■塾長の雑記 - 型と自在さ
先月、今になって初めてのコロナ感染を経験して、1ヶ月近く調子を崩していました。連日ひどい声でZoomに現れる私を笑い飛ばしたり心配してくださった塾生さんや個人セッションのクライアント皆様(と、キャリア相談でご一緒した学生達)、お心遣いをありがとうございました!笑
ようやく声が回復してきた頃、めちゃくちゃ久しぶりに音楽パートナー(ピアニスト♪)と2時間だけスタジオに入りました。練習と収録を・・など言いながら、結局近況おしゃべりに随分時間を費やすスタイルは何年たっても、何年活動期間が空こうとも、変わらず^ ^
そして、数年前まで"ただの趣味"というにはあまりにやり過ぎてきたであろう2人のピアノと歌のシンプルな音楽表現には、練られた「型」のようなものが確かにあって、つい数日前まで喉を痛めてたことなどすっかり忘れるほど、すんなりと全身がその型に入り込み、まるで表現の方が先行してその場に立ち現れるようでした。
型があるからこその、自在さ。創造性。
表現って本当におもしろい。探究が、尽きない。久しぶりの体感に、体の芯から自分が喜んでいることをありありと味わった日曜の午後でした^ ^
(おわり)
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