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『コトラーのマーケティング5.0』世代間ギャップについて

こんにちは!mizuです。

『コトラーのマーケティング5.0』の、世代間ギャップの章(2章)読んでいました。この章では「ベビーブーム、X、Y、Z、アルファ」という5つの世代ごとの特徴や、この5つの異なる世代に対応するという課題について、じっくりたっぷり説明されています。

今回は、ミレニアル世代の人間目線(ゆとり世代)で、「Z世代」、「ミレニアル世代」について 、この本の内容に沿って見ていこうと思います。


『コトラーのマーケティング5.0 デジタル・テクノロジー時代の革新戦略』

概要
従来の製品中心の「マーケティング1.0」、消費者志向の「マーケティング2.0」から脱し、人間中心のマーケティング原論を説いた、入門の書『コトラーのマーケティング3.0』。人間中心のマーケティングを実現するためにまったく新しいフレームワーク「5A」を発案した、応用の書『コトラーのマーケティング4.0』。

シリーズ第三弾となる本作では、コロナ禍で急速に進んだデジタル化に対応するためのマーケティング戦略を伝授! !
デジタル空間、リアル社会、そのいずれもで顧客体験の満足度を上げていくにはどうすればよいのかを具体的に示す、戦略の書。

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Z世代、ミレニアル世代

Z世代とは、1997年~2009年生まれの世代を指し、
Y世代(=ミレニアル世代)は、1981年~1996年生まれの世代を指します。

ミレニアル(Millennial)は、「千年紀の」という意味で、「ミレニアル世代」とは、西暦2000年以降に成人を迎えた世代ということらしいです。

結構当たってる(ミレニアル世代目線)

私はあと後数年遅く生まれたらZ世代なので、Z世代のほうが共感できるんじゃないかな。と、思っていたのですが、全くそんなことありませんでした。めちゃくちゃY世代(=ミレニアル世代)に書かれている内容が当てはまってしまいました。

5つの世代

この本では、「ベビーブーム、X、Y、Z、アルファ」の5つの世代に分けることができ、どの世代もそれぞれ異なる社会文化的環境と生活環境によって形づくられている、と述べられています。

今回はそのうちの2世代(ZとY)を比較してみよう!の回です。

https://shindancloud.com/trend/2596/

Z世代とY世代の比較

ほんの記述と私(=Y世代)の感想を書いていきます。

■生まれた年

冒頭にも書きましたが、おさらいということで。

Z世代:1997年~2009年生まれ
Y世代:1981年~1996年生まれ

Y世代はよく「ミレニアル世代」と呼ばれます。というかY世代のほうが聞き慣れないですね。
ミレニアル(Millennial)は、「千年紀の」という意味で、「ミレニアル世代」とは、西暦2000年以降に成人を迎えた世代ということらしいです。

■重要な定義

Z世代:史上初のデジタル・ネイティブ
Y世代:Why世代、ミレニアル世代

(Z世代の定義のほうがかっこいいですよね。羨ましいです。)

■ブランド選好

Z世代
ブランドにパーソナライズされたコンテンツ、オファリング、顧客体験を提供する能力を求める
・製品やサービスの消費の仕方をコントロールしたりカスタマイズしたりする能力を与えることをブランドに期待する
・ブランドのリレーションシップを通じて、絶え間ないエンゲージメントを求める(モバイル端末やゲーム機器と同じくらい刺激的であることを期待する)

Y世代
・定評のあるブランドよりも仲間を信頼する
・富や資産を蓄積することではなく、人生の物語を集めることに重点を置いている

<感想>

今の子はきゃりーぱみゅぱみゅお勧め!とかそういうのじゃなびかないのかもしれません。あとは量産型大学生とかが出てきたのも我々Y世代が学生の頃ですね……

https://daigakuikungo.com/archives/53292438.html

最近なのかよくわからないのですが、ナイキとかもカスタマイズする人が結構いるそうです。友達のスニーカーオタクが言ってましたが、彼は1997年生まれなので、ぎりぎりZ世代でした。なるほど。


■社会的特徴

Z世代

・親や兄弟の金銭的苦労を目の当たりにしたことがあり、Y世代よりお金に関する意識が高い
貯蓄に励み、キャリアの選択で経済的安定を必須要素とみなす傾向がある
・社会の変革や環境の持続可能性に大きな関心を持っている
・自分たちが日々の決定を通じて変革を促進できることにY世代より自身がある
・自分たちのブランド選択によって、企業に自社のサステナビリティ慣行を改善させることができると信じている

Y世代

・概して前の世代より高い教育を受けており、文化的に多様である。
所有より体験を好み、富や資産を蓄積することではなく、人生の物語を集めることに重点を置く。
・高い教育と多様性、それに無限のコンテンツに触れる機会のお陰で、Y世代は上の世代よりも考え方が柔軟で、理想主義者である
・あらゆることに疑問を持ち、規範に従うように求める上の世代と職場で衝突しやすい
・1980年代生まれの人は、2008年のグローバル金融危機とその余波の時期に労働市場に参入(就職氷河期)→私生活と職業生活をはっきり分ける傾向
・1990年代生まれの人は、もっと良好な雇用市場を経験→私生活と職業生活を融合(自分が楽しい仕事、充実感を与えてくれる仕事を求める)
・社会の変革や環境の持続可能性に大きな関心を持っている

<感想>

Y世代の記述、ほとんど当てはまりました。恥ずかしくなりました。
時代に沿った生き方をしたつもりはなかったのですが、自分の好きなように生きてる感じ、それ自体がY世代の生き様だったようです。笑

所有より体験を好み・・」のところとか特にわかるなあ~!と感じまました。最近仕事辞めてフィジーに行ってみたりとか、大学院に急に入るだとか、思い立ったら勢いで突き進んでしまっており、お金が全然貯まりません

選択肢の幅がすごく広いことは確かだし、「多様性」を感じます。どんどん選択肢が広がっていて、全貌掴むのも難しい。Z世代もそこは一緒かもしれない、というか更にもっと若い頃からそうなのではないでしょうか。


■インターネット(特にSNS)の使い方

Z世代

インターネットのない生活を経験したことがないため、デジタル技術を日常生活の欠かせない要素としてみなしている
・自分のデジタルデバイスを通じてインターネットに常時接続している。
・複数画面を通じて絶えずコンテンツを消費している
オンラインの世界とオフラインの世界の間に境界は事実上存在していない
・自分の日々の生活を写真や動画の形でソーシャルメディア上に記録する
現実主義者で、ありのままの姿を描き出すことを好む
・個人情報をシェアする意欲が高い

<特徴を代表するアプリ>

Z世代は「BeReal.」という盛ることができないSNSが好きらしい。Z世代の皆さん、ご意見お待ちしています。

Y世代

・ソーシャルメディアの利用と強く関係している初の世代
・職場の仕事のために初めてインターネットを使ったX世代とは異なり、若いときから私的な目的で使っていた
・ソーシャルメディア上で、極めて率直に自分を表現し、自分を仲間と比較する
理想主義者で、パーソナル・ブランディングのために実際より洗練された自分の画像を投稿したがる(↑の「極めて率直に」は何だったのか……)

<特徴を代表するアプリ>

私が大学の頃は加工しすぎて逆に意味わからない系が流行ってました。「Snapchat」とか。これがY世代か……


Z世代:カスタマイズ志向

一番自分とは違うなあと思った点です。
「カスタマイズ志向」という用語が本に出てきたわけではありませんが、Z世代の記載には「カスタマイズ」や、そのような意味を含んだ言葉がたくさん出てきます。

私は自分でカスタムするのが苦手なので、服だったらマネキンが着ているやつが一番安心するし、メイクだったらBAさんに聞きに行きます。誰かに全部選んでほしいです。ここで、私はZ世代じゃないな……と察したのでした。

カスタマイズできるゲームが多すぎる!(困惑)

コロナ禍で「あつ森」(=あつまれどうぶつの森)が流行ったと思うのですが、私はむらを1から自分で作る、つまり自分好みにカスタマイズというわけです。

わたしは「おい森」(=おいでよどうぶつの森、ニンテンドーDSのやつです)世代だな。

nintendo
nintendo

これ以外にも「Roblox」や「Minecraft」など、自由に遊べる系ゲームが大流行していました。
私はマイクラだけやったことがありますが、みんなに作ってもらった家の横の湖で魚釣りして寝るか、土を掘るくらいしかできません。

Robloxは、ユーザーがゲームを作成、共有し、他のユーザーが作成したゲームをプレイできるオンラインゲーミングプラットフォームおよびゲーム作成システム。2004年にデイビット・バシュッキとEric Casselが開発し、2006年にリリースされた。

ウィキペディア

『Minecraft』は、マルクス・ペルソンとMojang Studiosの社員が開発したサンドボックスビデオゲームである。 日本国内では「マイクラ」と略称され、サバイバル生活を楽しんだり、自由にブロックを配置し建築などを楽しめる。

ウィキペディア

あとは、モンハンもポケモンも、主人公の容姿を自分で作ったり、、、ついていけない。モンハンはRISEだし、ポケモンはルビサファが一番好きです。

その点、原神はよいです。カスタマイズとかそういうのあんまりないし、風景はきれいだし、促されるまま進んでいけばきれいな景色、顔の良いキャラ、適当に殴れる敵♡

話が脱線してしまいました。

もうこんな時間だ・・

Z世代を知りたい

Z世代の商品の選び方が、どんどん主流になっていくというか、すでに主流になっていると感じます。

『Marketing 5.0: Technology for Humanity (English Edition)』が出たのが2021年、日本語版の『コトラーのマーケティング5.0 デジタル・テクノロジー時代の革新戦略』が出たのが2022年。気づいたら2024年も3分の1が終わっていますから、もうきっと主流でしょう。

近年、色んなところで「Z世代」という言葉を耳にしますし、「Z世代」ってなんだか新時代感があってかっこいいです。
この本のおかげで、私は標準的ミレニアル世代の人間であることがわかりました。日本人でも結構当てはまるものですね・・日本もやはり先進国ではあるらしい。

ということは、しっかり調査隊にならないと、Z世代のことはわからないようです。意識して情報を探していきたい所存です。

参考要約サイト

※この本の要約をしようと思ったのですが、内容が幅広くうまくまとめられません。要約力が足りておりません。
以下のサイトがとてもわかり易かったので、おすすめです!

まとめ

Z世代は
ありのまま自分を表現して(=現実主義)、選ぶ商品やサービスも自分の好みに合わせてカスタマイズして、自分にブランドを合わせるようです。
・そしてコンテンツは日々更新され、常にアップデートが必要です。
・SDGsなど、社会問題や、環境問題を解決することを重視するブランドを選んで、社会をより良くしようとしていました。
・お金は貯める傾向があります。

それに比べてY世代、ミレニアル世代は
・八方美人と言うか見栄っ張りで(=理想主義)、自分をブランド化したいがために、いろんなものを盛ってきました。
ブランド選びは、定評のあるブランドよりも仲間の意見を尊重します。
・社会問題は、気にしている。けど、Z世代ほど積極的ではないかもしれません。
・自分の体験のためには、お金を惜しまない傾向があります。

今のY世代(ぼやき)

私も古いプリクラを見ると、デカ目効果がやばすぎて宇宙人みたいになっていたり、ケータイ(スマホではない)が宝石みたいなシールまみれで、ストラップがジャラジャラだったり、とにかく盛れるだけ盛っていた1人でした。

今は流石にそんなことはしてないです。反動で無印良品が好きになりました。若き頃は盛っていた友人も、三十路になるとだいぶ落ち着き、盛っている人はあまり見かけません。

しかしながら、根本のところの理想主義は、私自身、今も自覚があり、性格までは時代に合わせることができないような気がします。また、私は自分でカスタマイズするのがやはり苦手です。そう考えるとやはり、自分はY世代だし、Z世代とは好みが違うのは間違いなさそうです。

感想

製品・サービスに対する選好や態度はやはり、世代によって違いがあるようです。特徴の違いを読んでから、世の中の商品やサービスを見てみると、ターゲットがどの世代なのかつかみやすくなりました。

他の世代についても詳しく載っているし、一冊丸ごとデジタル化した世の中のマーケティングについてなので、最近のニュースと関連付けながら読むと非常に面白いです!(難しいけど)他の話題についてもまとめてみたいと思いました。


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