【読書日記】「漫才過剰考察」髙比良くるま・2018

2025.1.6 10:10
「M-1グランプリ・2018」読了

筆者が優勝したことをきっかけに、
「自分たちが優勝した」ことに対する違和感に近いものを突き止めるべく同じような状況≒共通点を歴代から探していく他己分析的なパート。

タイトルの通り、2018年のM-1グランプリを紐解いていくわけだが、同年の優勝は霜降り明星。
筆者同様、その年の最若手での優勝を見事果たした霜降り明星だがなぜ彼らが優勝できたのかを、霜降り明星の技術面ではなく別の要因から考えることで、筆者が2023年に優勝したことを考察している。

普段私も「ヒットを出すには」を考える時に、まずは共通点と相違点の整理を始める。前者を詳細に考えることで条件を絞り出し、そこに沿ったクリエイティブを検討する。だがそれは勿論、百発百中とはいかない。つまりはもっとその考察をする回数を増やすことともっと共通点を洗い出すことも必要なのであろう。

世の中の多くが「考えるな、感じろ」であることに対し、筆者は「自分は『感じるな、考えろ』なんだ」と前項で述べていたが、私はまさに過度のそれであり、逆にそこにコンプレックスを感じていた。だがこの読書を経てそれを強みにしようと思った。

したがって2025年は「感じるな、考えろ」を極めようと思う。

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