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トルコ語編#22: 新聞読み〜トルコ人はユーモア好き?
Cumhuriyet紙Web版の今日のニュースから、「イブラヒム・タトルセス(İbrahim Tatlıses)の孫がオックスフォードに志願」という記事を読んだ。いったいタトルセスとは何者で、これの何にニュースバリューがあるのかが気になった。
日本語のWikipediaにも載っているタトルセス氏は、トルコでは有名な歌手で、この人が昔言った"Urfa'da Oxford vardı da biz mi okumadık"という言葉がどうやら有名で、その孫娘がOxfordに行きそうだというので、トルコ人はちょっと面白がっている、ということまでは自力でわかった。ただ肝心のこの言葉の意味がうまく取れない。「ウルファにオックスフォードはあったが、勉強しなかったのは私たちなのか?」と一応訳せるようだがよくわからない。(※ウルファは、トルコの南東にある町)
ChatGPTに解説してもらった。
質問:Tatlısesという歌手が、'Urfa'da Oxford vardı da biz mi okumadık'と言ったというのですが、それは何かの歌詞でしょうか?
回答:いいえ、これは歌詞ではなく、有名なトルコの歌手 İbrahim Tatlıses (イブラヒム・タトルセス) が言ったとされるフレーズです。このフレーズは、彼のユーモラスな発言や独特の表現の一例として知られています。
「Urfa'da Oxford vardı da biz mi okumadık」という表現を直訳すると、「ウルファにオックスフォードがあったのに、私たちが勉強しなかったというのか?」という意味になります。この発言は、彼が教育を受ける機会に恵まれなかったことを、半ば冗談めかしながら語ったものです。İbrahim Tatlısesは、トルコのシャンルウルファ(Urfa)出身で、厳しい環境で育ちながらも成功を収めた人物として知られています。
このフレーズは、トルコでは社会的な機会の格差や教育の重要性を示す例えとして、ユーモアや皮肉を込めてしばしば引用されます。
ChatGPTは本当でないことを言うこともあるので、基本的に鵜呑みにするわけにはいかないのだが、これは裏どりするほどの事項でもないし、多分そうだろう、くらいに受け取っておく。なるほどよく分かる解説である。
トルコ人はけっこう、ユーモアが好きなのかもしれない。