多趣味オタクがバレー沼に飛び込んだ話
昔から熱しやすく冷めにくいオタクだ。
ゆえに年々趣味のジャンルは増えていくが、減ることは少なく、パンク気味になることも、、(現場の日程が被って梯子したり、やむを得ずどちらかを諦めることもしばしば)
そんなオタクがバレー沼にどっぷりハマるまでの記録。
1.これまでの歩み
ぼんやりとした記憶だが、オタク気質になったきっかけは小学生の頃、親に連れられ度々お笑い鑑賞していたことだと思う。
当時、ライオンのキャラクターを服に宿した漫才師が我が家でブームとなり、彼らが出演する公演を鑑賞したり、家でDVDを観たり、ライオンのコップを愛用していた。
お気に入りのネタはもう覚えていないが、ルミネの最前列で鑑賞した際に3の倍数と3がつく数字でアホになる芸人が大量の唾を飛ばしていたこと、有楽町での公演後に某女性芸人に遭遇し、握手していただいた手が冷たかったことはよく覚えている。今思うと幼少期のこの経験が現場主義オタクの根底にあるのだと思う。
その後、我が家でのお笑いブームは過ぎ去ったが、少女時代の1stツアーに参加した際に大きな衝撃を受け、熱狂的なK-POPオタクへと成長する。K-POP市場では次々に新しいグループがデビューしていくため、様々なグループに手を出したら大変なのでは、、と悟り、追いかけるグループを増やさないよう努力努力再努力(5グループのFCに加入している時期もあったが、、)。
大学生になってからは時間とお金に余裕ができ、ツアーをすれば日本全国飛び回り、国境を越えてソウルコンにも参加。自然とKカルチャーや韓国語にも興味をもち、就活が終わった大学4年生の夏に念願だった短期留学にも行った。こうしているうちに気付けば旅行も趣味に加わり、ひとり行動レベルも格段にアップした。
他にも2017年のM-1グランプリをきっかけにお笑い熱が再燃したことや、コロナ禍を経て映画鑑賞にハマったこと等々あるが、長くなりすぎたので割愛する。
2.龍神NIPPONとの出会いは突然に
コロナ禍の2021年春、濃厚接触者で14日間の外出禁止となった。日中はテレワークをしていたが、17時以降と土日は特にすることもなく自室に籠る日々で暇を持て余していた。
Netflixを漁っても韓ドラと映画は観すぎてお腹いっぱい。何かないかなあとスクロールしていたところ、ふと目に入ったのが「ハイキュー!!」だった。
アニメは幼少期に国民的アニメを観ていた程度だし、少女漫画は読んでいた時期もあったが、少年漫画は高校時代の部室にあったテニプリを少しかじった程度。それでも、当時爆発的ヒットしていた鬼滅の刃は一応観たし、スポーツものなら観やすいだろうと軽い気持ちで観始めたのが最後。めちゃめちゃ面白い。一瞬で観終わって2周した。稲荷崎戦以降はコミックスを即購入して完結まで追いかけた。号泣。
少年漫画はどことなく非現実的な世界観が多い印象だったが、ハイキュー!!は日向も影山もみんな私たちと同じ世界線に生きているんじゃないかと思えるほどリアルだった。部活を引退し、高校を卒業した後もバレーだけじゃない様々な進路があり、それぞれの人生は続いていく。でも、バレーボールから得たものや縁がみんなの根底にはあって、、(上手く言葉にできない)
それでいて、やっぱりバレーボールは面白いと教えてくれた作品。古舘先生、本当にありがとうございます。
終盤は舞台をVリーグへ移し、東京オリンピックまで描かれることもあり、現実世界のバレーボールにも自然と興味を持った。検索するとオリンピック前にネーションズリーグという国際大会があり、配信だけでなくBSでも放送。オリンピックや世界大会が地上波放送していれば競技問わずにテレビ観戦することが多いが、バレーボールはあまり観てこなかった(昔はスティックバルーンやニッポンコールの圧?が正直苦手だった)。だが、観ない選択肢は無い。
そして、出会ってしまった。。。
2021年5月30日vsロシア戦 日本3-2ロシア
ロシアが日本より格上であることは私でも知っていたが、フルセットの熱戦を制して勝利。
たくさんのスーパープレーが飛び出すなか、リベロとして出場していた小川智大選手が魅せたヘディングでのディグに思わず心を奪われた、、
ヘディングしたボールは惜しくも相手コートに返らなかったが、ご本人はとてもニコニコしていて、終始楽しそうにプレーしている姿が印象的だった。ただ、その後の出場機会は少なく、リザーブメンバーであることが多かった。東京オリンピックもベンチ入りは12名(リベロは1名登録が基本)と他の大会と違うため、小川選手の姿は見えなかった。
もっと小川選手のプレーを観てみたい。
こうしてVリーグの世界に飛び込むことになる。。
3.Vリーグの世界に飛び込む
前述したとおり以前は現場主義オタクだったが、各ジャンルともコロナ禍で配信が主流になったことや元々スポーツ観戦は画面越しが基本だったこと、日本代表選手を多く観れるVリーグDivision1は関東圏での開催が少ないこと等々から、配信でVリーグを観戦し始めた。小川選手の所属しているウルフドッグス名古屋の試合を追いかけるうちに自然とウルドを応援するようになった。
優勝を飾った天皇杯、悔しさでいっぱいのゴールデンセット、そして悲願のリーグ優勝。。
これまでの趣味では経験してこなかった喜びや悔しさなど新しい感情を知ることができ、気付けばすっかりバレー観戦が生活の一部になっていた。
4.現地観戦を増やした2023-24シーズン
2022-23シーズンが終了後だったか、終了前だっただろうか。。
小川選手から報告があるとご本人のSNSでライブ配信があった。配信では来季もウルドでプレーをすること、海外からのオファーも以前からきており今後挑戦したいことが語られた。
応援していくうちにいつか海外移籍するのかなと思ってはいたが、ご本人が直接お話ししてくださったことで私の中で一気に現実味を帯びた気がした。そして、後悔しないよう来季は全力でウルドの小川選手を応援したいと思った。
こうして以前から興味を持っていたカメラを購入し、2023-24シーズンはできる限り現地へ足を運んで応援することに決めた。このnoteでは備忘録もかねて観戦記録を残していけたらと思う。