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「母親になって後悔してる」52ページ目_読書記録

前々から知ってはいたがタイトルに潜在的恐怖を感じてなかなか手に取れなかった本と、書店で再会してしまいついに読み始めた。

まだ52ページ目だけど
すでに開眼しかけてしまっている。

本読んでふと思い出した「反出生主義」という言葉を検索して、動画などを見た。

自分の状態に「名付け」が発生してしまい、とうとう逃れられない。

私は紛れもなく反出生派だ。
(※主義ではない。)

過去の日記を読み返す。

過去の自分が、
「過去の日記を読み返したら、なんか自分がんばって生きててえらいやん!」
とか言ってた。無理してたなと思う。

なんで、がんばってまで生きないといかんのか。生まれてきてしまったからである。


「大変な仕事」をして苦しんでいる時期の方が、「こんなに苦しくてしんどいのはこの仕事が大変なせいだ…でも頑張ろう、頑張ってる自分偉いじゃないか」と思えてなんとかなってたし、

「身体が病気に侵されている」うちは、「病気じゃなきゃこんなことには…でも信じて耐えよう、耐えてる自分は可哀想で立派だなぁ」とか言って保てていたけど、

今、仕事が大変じゃなく、友達は少ないものの優しい恋人がいて、病気の症状も治りつつある状況で、それでも訳もなく毎日が苦しくてしんどい、依然として死にたがっている自分がいるという事実に、結構もうどうしようと途方に暮れている。

こういうことをnoteに書いて不特定多数の海に投げ込むと、きな臭いアカウントにいいねされたりフォローされたりしてまたうんざりする。

普通の人間が普通に死にたがることを世間は認めない。

長年Facebookの鍵付き(自分のみ閲覧可)投稿で日記をつけていたけど、
ある時Meta社から「自殺を助長する内容が確認されたため投稿を削除しました。」と、何の断りもなく死にたさを抹消されて、まじでビビった。来るとこまで来たなと思った。

みんな死にたいと思っているはずなのに口に出すことはタブー視されているというか、死にたいって言うなんて変な人、病んだ人だと認定される感じがする。

みんな、バレないように隠している。
社会からの圧で、隠させられている。

私たちの世代、ちょうど結婚適齢期と言われるこの世代には、本当は生きてて幸せな人よりも、そろそろもうお腹いっぱいだから死にたいなって思っている人の方が多いんじゃないか。

死なない理由を作るために、家庭を持って子どもを産み育てようという発想になる。
自分たちがそうやって生まれてきたから。

それ以外に「生きている状態を継続する理屈」が思いつかないから。

この本読み終わったら、川上未映子の「夏物語」を読み直してみよう。

同棲パンダの映り込み(諺)

いつかの夏休みに買って、ちょっと読んであんまり入り込めなくて積ん読していたので。反出生主義について調べている過程で流れてきた。妊娠出産を望む夏子という女性の物語とのこと。

川上未映子の作品は基本的に好きなのにこれはハマらなかったなぁと思って残念がっていたけど、今なら何か分かるかもしれない。


~~
(眠れないのでここで一旦、飯を食いました。下記、飯を食いながら考えたこと。)
~~

自分は「生まれてこなければよかった、死にたい」と常に考える反出生主義者だけど、一方で、「自分の子どもを産んで育てるってどんな感じなんだろ?」というシンプルな好奇心があるのも事実。

好奇心で妊娠出産するのは悪いことなのかな。思えば、私の生命活動の根源はいつだって好奇心だった。

「みんながやってるそれって、どんな感じ?」という、なんとも単純な好奇心。

でも、「みんながやってるそれ、本当にいいのか?」と疑って反発する心理もまた、シンプルな構造なのではないか。

来月から始まる同棲だって私から提案したけど、内心はこの人とずっとにいたいからとかじゃなくて、好奇心がほとんど全ての動機じゃないか。
他人と住むなんて絶対やだと思って今まで付き合った人とは頑なにしてこなかったけど、同棲ってどんな感じなのか、そろそろ知ってみたいって思ったから。

みんなが知ってて、
私だけが知らないのが落ち着かないから。

でも、それって悪いことなの?(©︎コジコジ)

結婚もせず子どもを産まなかった人生は、おおかた今の独身生活の延長線上にあるんだろうなとなんとなく想像がつくのに対し、結婚して子どもを産む人生は他者〈=夫・子・夫の家族など〉が介在することによって不確定要素が大部分を占めるので想像しがたい。だから圧倒的に後者の人生のほうへの好奇心が強まる。

私が結婚して子ども産みたいと思ってるのはなんでなんだろう?社会の要請に応えようとしているだけなのか?体裁を気にしているのか?焦ってるだけなのか?とか色々疑念があったけど、答えが出た。

ずばり、その根底にあるのは好奇心である。

広瀬すずがとんねるずの食わず嫌い王に出演した時、「この人はなんで音声さんなんかになろうと思ったんだろう??」みたいなこと言って炎上してたけど、あれと同じ感覚だわ。

そんな複雑なことじゃない。

同年代のみんなや、お姉ちゃんや、お母さんは、結婚出産育児を通してどんな気持ちになったんだろう?って、単純に知りたいんだよね。

これが現状の答え。ひとまず。

~~~~~~~~~~


↑日記のコピぺ。
推敲なしの個人的な日記って客観的に読み返すと文体とかめちゃくちゃでめっちゃ読みづらいんだな。人に読まれる意識で書く文章がいかにフィルターを通されているかが分かるな。

だからFacebookの鍵付き投稿だとちょうど良い塩梅で、(書いた後の公開設定次第では全世界に向けての投稿になっちゃうという危機感、緊張感があって、感情爆発しながらもほどよく伝わる文章になる)良かったんだけどなぁ。

noteも同じようなもんだけど、Facebookみたいに現実の友達とフォローしあったりしてないからほとんど誰にも読まれることないし、その点でちょっと性質が異なるんだよなあ。

まあええけど。

おわり。


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