詩-花束-
朝はゆらゆら溶けていく
瞼を擦れば 針は上に向かう
君と夜に話したことは
もう半分も覚えていないよ
明日会いに行こうか
囁いた 乾いた甘い声
私は子猫の そっけなさ
君に会いたい
そんなこと言えないから
お花を渡すよ
時はゆらゆら待ちぼうけ
ワンピース探しに行こうかな
君と前に会った時に
水色が似合うと言ってくれた
頭の中で波が揺れる
明日会いに行けないよ
囁いた 悲しい甘い声
私は子猫の 爪を立てる
君に会いたい
そんなこと言えないから
お花を渡すよ
君に会いたかったな
小さくて白い花あげるよ
写真:ちーちゃん
共同:アオドリ
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