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詩集 マンガのように

はじめて宇宙に行ったときはじめて宇宙に行ったとき 窓のそとには地球があった はじめて宇宙に行ったとき 地球はたしかに美しかった はじめて宇宙に行ったとき 船のなかには温泉があった はじめて宇宙に行ったとき お土産なんかも売っていた はじめて宇宙に行ったとき 空飛ぶクルマはもうあった はじめて宇宙に行ったとき 少年ジャンプはまだあった はじめて宇宙に行ったとき 僕はツアーの参加者だった はじめて宇宙に行ったとき あなたは火星に住んでいた 君はかわいい 頬杖ついている君は

    • 現代詩は「規範から外れたもの」が規範になっているので、「ガチガチに規範で固めたもの」がむしろ最先端なのだが、そのことに気付いている人は多分いないので、そういう詩を書いても相手にされない。

      • 東出昌大さんの結婚で思うこと

        東出昌大さんが結婚しました。 僕はひろゆきと東出の旅番組が好きなので、素直に喜ばしいことだと思いました。 上記の記事の中に、こんな箇所があります。 生きる理由、といった所謂実存の問題というのは、人の数だけ対処法が違うのだ。 ある人は結婚し、ある人は旅をし、ある人は仕事に没頭し、ある人は…… といったように、それが人の個性を形づくり、まさに「人生いろいろ」なんだよなあ、というようなことを思いました。 周りを見てると、人生はいろいろではない、ような感じがして、自分は外

        • 2024/6/14日記

          寝たのか寝てないのか、よく分からない状態で朝を迎えた。夜中、意識はあったが時間の流れは早かった。「寝たのか寝てないのか分からない」でXやネットを検索すると同じような人がいて安心する。 最近よく眠れない。特に何かあるわけではないが、強いて言えばミッドライフクライシスか。あ、あと、医者にしつこく睡眠のことを聞かれて以降、それまでは普通に眠れていたのに、なんか睡眠を強く意識するようになってしまい、徐々に眠りにくくなっていった。ような気がしないでもない。 昼になって、今日が金曜な

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        詩集 マンガのように

        • 現代詩は「規範から外れたもの」が規範になっているので、「ガチガチに規範で固めたもの」がむしろ最先端なのだが、そのことに気付いている人は多分いないので、そういう詩を書いても相手にされない。

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        • 売れる創作論
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        記事

          詩を書くことの意味は

          何かを成すこと、証明すること。ありあまる創作意欲(リビドー?)。 少し前までの僕が詩を書いていたのは、概ねそんな感じだった。 でもその詩を書く動機が、ここのところ弱くなっている。 成さなくていいし、証明しなくていい。創作意欲もそんなにない。 今は詩を書いていない。動機がないからだ。 現代詩フォーラムというサイトを久しぶりに訪れて、自分の書いた詩をいくつか読んだ。 あの時は「ディスクリプション」を意識して書いていたなあ、と思った。「ディスクリプション」というのは描写

          詩を書くことの意味は

          ほんの少し話しただけで

          ほんの少し話しただけで、 「嫌いだわ〜」となる人がいる。 たぶん、見下しているのだろう。 いや、違うな。 「自分のことを見下させまいとしている」だ。 それってつまり、ダセ〜。 見下し合って笑い合おうぜ。 つって。 #エッセイ

          ほんの少し話しただけで

          友達と飲んだ。

          友達と飲んだ。 俺は酒ではなくお茶とコーラだったが。 友達は最近こっちに来たばかりで、属せるコミュニティがなくてなんちゃらと言っていた。 俺はその時、大変ですなあと他人事のように思っていた。 今思うと、自覚がないだけで、俺も大変なのだ。 独身中年はヤバいらしいではないか。 (もうすでにヤバいのかもしれない) 友達はアクティブなので、その内コミュニティを見つけ、俺を飯に誘うこともなくなるのだろう。 アクティブになることは、最初は痛々しいかもしれないが、そんなことはどうでも

          友達と飲んだ。

          テキトーにコンビニの喫煙所で話したい

          友達がいないと思っていた。でも最近は、どれだけ会っていなくても、自分が友達だと思っていれば友達なのだと思っていて、その意味では俺にも友達がいる。 とはいえもう何年も、友達と遊んだりご飯に行ったりしていない。こんな人生でいいのか?と悶々と過ごしていた。みんな既婚者だから、誘いづらいというのもある。 いつものように、変な目で見られてないかなあとうっすら気にしながらランニングをしていた(田舎でランニングをしている人はほぼいない)。そしたら車を運転していた同級生とすれちがって、す

          テキトーにコンビニの喫煙所で話したい

          「なりたい」の罠

          小学校の卒業文集で、たしかふざけて「総理大臣になりたい」と書いた記憶がある。そんなつもりは一ミリもなかったが。 (大きくなったら)何になりたいか、という問いに答えるとき、いや、答えようとするとき、他者の視線を意識せざるをない自分がいる。 ケーキ屋さんになりたい、お嫁さんになりたい、YouTuberになりたい、野球選手になりたい、等。 全部「他者にどう見られるか」を意識した上での答えにならざるをえない。 「なりたい」という言葉は自意識を孕んでいる。だから純粋な欲望とは言

          「なりたい」の罠

          田舎、ジョギング、小学生

          日課になっているジョギングを終えて、歩きながら家に帰っていると、自転車に乗った小学生二人組とすれちがった。 で、すれちがいざまに、その内の一人が「あいつ……」と言っていた。気がする。 俺のことを言っていたのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。 ただ言えるのは、このクソ田舎で高齢者以外の人がジョギングやウォーキングをしていると不審者扱いされる可能性があるということだ。 でもそのことを気にしていると運動ができない。運動ができないと健康が……。健康か、不審者扱いか。俺

          田舎、ジョギング、小学生

          ひろゆきの切り抜きを見て思ったこと。

          最近、ひろゆきの動画をよく見ている。 切り抜き動画で「凡人が好きなスポーツのプロは食える」というようなことをひろゆきが言っていた。野球やサッカーは食えるけどペタンク(フランスでは人気のマイナースポーツらしい)は食えない、と。 これを創作に置き換えた時、凡人が好きな創作は何だろう、と思った。 漫画、アニメ、映画、ドラマ、この辺りがメジャーだろう。 次点で小説やエッセイが入りそうだが、純文学は除かれるだろう。 じゃあ、詩は? 正直、俺は詩を読んでいる人を知らない。正確

          ひろゆきの切り抜きを見て思ったこと。

          X(旧Twitter)のおすすめ欄をなくす方法

          X(旧Twitter)のおすすめ欄に流れてくるものは面白いものもあるのだが、面白ければ何でもいいのか、と思うくらいには辟易している。 過激であったりセンシティブであったりするものがじゃんじゃか流れてくる状況は、エロ動画を漁っているような、いや、エロ動画を見させられて興奮させられているような感じでとても不快で怖くもある。それでも、エロ動画なので見てしまうという矛盾がある。本能をハッキングされているというか。 そこで「controlpanel for  Twitter」という

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          続けること その2

          続きです。 『辛さ』が『面白さ+報酬+理由』を上回る時、それを続けることがむずかしくなる。 だから『辛さ』を小さくするか、『面白さ+報酬+理由』を大きくする。 『辛さ』を小さくするというのは、たとえば書き物であれば、書く量や頻度を減らしたり、自分が目指すものを低く設定したりするということかもしれない。 『面白さ+報酬+理由』を大きくするというのは、新しい方法を試すとか、頼まれたことをするとか、野心を燃やすとか、そういうことだろうか。 肌感覚として、『辛さ』を小さくす

          続けること その2

          『ハンチョウ』のしょぼさ

          『ハンチョウ』という漫画がある。 地下労働施設で働くおじさんが、一日外出券を使い地上に出て、飯を食ったりする漫画だ。 今書いた通り、この漫画の内容はしょぼい。でも面白い。全部読んだわけじゃないけど。 おじさんというのは大体しょぼい。 それはなぜかというと、しょぼくないとしんどいからだ。 しょぼいというのは、スケールが小さいということだ。 なぜしょぼくないとしんどいかというと、大きなものを得るのは大変だし、そもそも無理そうだからだ。おじさんにもなれば、それくらいのこ

          『ハンチョウ』のしょぼさ

          続けること

          何かを続けることは大切だと思う。 続けているといいことがある、とかそういう理由もあるが、続けることは安定のために大切だと思う。 じゃあその何かを続けるために大切なことは何かというと、 『面白さ』『報酬』『理由』だと思う。 たとえば、その何かに『面白さ』がなくても、『報酬』や『理由』があれば続けることは可能かもしれない。 『報酬』や『理由』がなくても、『面白さ』があれば続けられるかもしれない。 これらがそれぞれ十点満点で、合計で三十点満点だとする。 何かには当然『

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          二、三年前に描いてまとめていたものをずっと放置していて、ようやく電子書籍にしました。 これで一億稼ぐぞ〜!(不可能)(100円ですら稼げるか分からん) 文字は一切なくて、絵だけです。 150ページくらいあるのですが、すぐに読み終わると思います。 Kindle Unlimitedに加入していれば無料で読めます。 もしよければ。 ↓↓↓ https://amzn.asia/d/7TTdjgQ #エッセイ #イラスト #絵 #kdp #kindle

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