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ご紹介、QAエンジニアのおしごと

 こんにちは、、まままです。
 QAエンジニアの仕事して、テストベンダー会社やSES企業でのテスト業務や品質保証だっり、事業会社(自社サービス)でのテスト業務や品質保証だったり、品質保証に関するコンサルティングだったりと、、、活躍の場がいくつかあると思います。
そんな中、僕として、開発会社の品質保証部門での案件対応(SES)、事業会社(自社サービス)での品質保証活動の経験があります。
この記事では、事業会社とテストベンダー会社やSES企業のQAエンジニアの仕事内容の違いについて、それぞれの特徴やメリット・デメリットを僕の経験を元に解説していきます。
 と、言いつつ、、、僕は2社でしか経験がないので、少し狭い範囲でのお話になってしまうかもですが、これからQAエンジニアを目指す方やQAエンジニアで転職を考えている方向けに少しでも参考になればと思い、記載します。

前提として

 ソフトウェア開発において、QAエンジニアは重要な役割を担っていると思います。
また、近年になり、プロジェクトとしてもQAエンジニア(専属で品質見る人)必要だよねって文化がより強くなってきていると思っています。
で、結構希少職種だと思っています。。。
以前に40人規模のエンジニア交流会に参加したのですが、QAエンジニアは僕しかいませんでした。。。(ちょっと辛口ですが、事務処理しかしてない(品質の意識がない)、自称PMOの人はいっぱいいましたが。)
QAエンジニアの仕事内容には、品質を担保するためのテスト設計や実行、問題点の分析や改善提案、プロセス改善、品質やリリースに関する報告書の作成などがメインかなと思います。
 では、仕事内容だったり、やりがいとかをお話しできればと。

主な仕事内容

【事業会社(自社サービス)のQAエンジニア】
・テスト計画の策定
・自社サービスのテスト設計/テスト実施
・テスト自動化
・品質管理
・プロセス改善
・リリース管理

 事業会社(自社サービス)のQAエンジニアは、自社サービス開発における品質管理、品質保証業務全般を担当していることが一般的かと思います。
サービス開発の初期段階からQAエンジニアとして参画したり、改善提案を行うこと(俗に言う上流からの参画ってやつ)ができます。
QAエンジニアとして、開発チームと密に連携しながら、品質を確保するためのテストケースを設計し、テストを実行し、問題点を洗い出し、改善策を考え、報告書を作成することがざっくりの仕事イメージです。
 また、プロジェクトへの参画スタイルとしては、開発チームの一員として参画するのか、独立した品質保証部門として参画するのかは、その会社の組織体制次第になります。
 なお、事業会社(自社サービス)のQAエンジニアは、サービスの品質に責任を持っているため、プロジェクト全体を俯瞰的に見る必要があり、開発者とコミュニケーションをとりながら、プロジェクトの進捗状況の把握も必要になります。つまり、プロジェクト全体を考えながら、品質保証業務を行う必要が出てきます。

【テストベンダー会社やSES企業】

・アサインされたプロジェクトでの一連のテスト対応
・顧客からオーダーされた品質保証関連作業
・顧客との調整毎
・PMO的なボジションであれば、プロジェクト支援等も

 テストベンダー会社やSES企業のQAエンジニアは、受託業務や客先常駐として顧客のプロジェクトに参加し、品質保証業務を担当することになります。
顧客との調整毎も仕事として出てきます。
一般的に、テスト計画、テスト設計、実施、テスト結果報告とテスト工程の一連の作業を担当することが多いと思います。
中には、スポットとして参画して、炎上で遅延しまくりのテスト実施サポートというのも少なくはないですが・・・。
 テストベンダー会社やSES企業のQAエンジニアは、プロジェクトに参加する期間が短かったり、テスト工程のみの担当だったりすることが多いです。また、複数のプロジェクトに参加する場合もあります。
ゆえに、様々な現場で幅広いテスト/品質保証の経験を積むことができます。さらに、顧客と直接やり取りをすることが多いため、コミュニケーション能力も高めることができます。
 ただ、テストベンダー会社やSES企業のQAエンジニアは、プロジェクトに参加する期間が短いが故に、担当するサービスについて深い理解を持つことができない場合や、1つのサービスに対して長期的な関与ができない場合がああります。
顧客からの要求の急な変更された場合や無茶振りへの対応を必要とする場合もあります。。。

それぞれの良いところ(やりがい)とイマイチなところ

 事業会社(自社サービス)とテストベンダー会社やSES企業のQAエンジニアでは、仕事内容に違いがありますが、どちらの役割もソフトウェア開発の品質を担保する上で重要な役割を担っています。
立場や役割が違うので、当然それぞれでやりがいや仕事内容(特徴)は少し違ってきます。

【事業会社(自社サービス)のQAエンジニア】
◎良いところ(やりがい)
・品質保証や品質管理でQAエンジニアとしての業務範囲が広くなる
テストベンダー会社やSES企業のQAエンジニアでは、関わりにくい部分の領域の仕事もできる
・一つのプロジェクトで長期に渡りQAエンジニアとして関わることができる
▲イマイチなところ
・業務範囲が広いということもあり、人手不足とかだとリソースが厳しい場合がある
・自社内のルールや自社内での品質担保手法の範囲でのみ仕事をするので、他会社や他業界の品質保証や品質管理について知る機会が少ない(イベントとか行かない限りほぼない)
・開発チームや営業チーム等の複数チームと関わるので、板挟みになったり、厄介な調整毎に挟まれる場合がある((これも仕事ではあるが、)リリース判断やテストスケジュール等・・・)

テストベンダー会社やSES企業のQAエンジニア
◎良いところ(やりがい)
・色んな現場、多種多様なプロジェクトを経験できる
・(イマイチなところにも記載するが)担当作業範囲が絞られるが、その分、担当範囲、特定の工程のエキスパートになることができる
▲イマイチなところ
・顧客都合、プロジェクト都合等で、一つのプロジェクトに長期的に関わることが難しい場合が多い
・テスト工程のみだったり、特定のテスト作業のみと、担当作業が偏りがちになる

QAエンジニアとして働く上で

 QAエンジニアとして仕事内容や役割が違ったとしても、働く上で常にスキルアップが求められていると思います。また、技術の進歩に追いつくために、常に学習し続けることが必要だと思っています。
特にテスト自動化やDevOpsなどの技術の進歩によって、QAエンジニアの役割がさらに重要になっていると思う部分もあり、最新情報やスキルアップにアンテナを貼るのがより重要になっている気がしています。
これはQAエンジニアに関わらずですが、エンジニア全般に言えるマインドセットの一つかなと考えています。
 さらに、コミュニケーション能力も重要なスキルの一つであり、仕事をする上での武器になってくると思っています。開発チームや顧客と円滑にやり取りすることができるように、積極的にコミュニケーションをとることが求められます。
 最後に、自分の仕事がサービスの品質やユーザーの満足度に直結することを意識し、行動や仕事につなげることが大切かなと思っています。
また、開発チームに品質的な気づきを与えることができるのもQAエンジニアだと思っています。

まとめ

 以上、事業会社(自社サービス)とテストベンダー会社やSES企業のQAエンジニアの仕事内容の違いについて、それぞれの仕事内容や対応の内容について説明し、特徴を紹介しました。
身の回りで話を聞いたり、転職サイトを覗くと、QAエンジニアの需要が高まっているようにも見えてます(それだけ品質をより重視するようになっている)。
QAエンジニアは、将来性のある職種でもあると思っているので、自己啓発に努め、一緒に成長していきましょう。

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