215：🥨mmillusion0117-0119

錯覚のような感覚から身体と意識とユーザ・インターフェイスを考えるためのメモ

身体とコンピュータが抱えているn次元の情報を二次元のディスプレイで錯覚を介して意識がつくる現象的空間内で質量込みでシンクロさせる試み

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• 現象的身体が伸び縮みするだけでなく，現象的空間も伸び縮みする．現象的空間は，次元も変換できるから，ディスプレイのXY平面にもなれる．

  • 現象的空間が平面に変換されるのではなく，空間のひとつの面に意識がフォーカスすると言った方がいいのかも．グリッドシステムでこのような話があった気がする．

    • もともと二次元のグリッドシステムが基本で，そこからホログラフィクに三次元＝現象的身体と現象的空間が現れているとも考えられる．

グリッドにより分割された3次元の空間の内面を，床，四方の壁，天井へと展開　p. 144

ヨゼフ・ミュラー＝ブロックマン『グリッドシステム──グラフィックデザインのために』

ヨゼフ・ミュラー＝ブロックマン『グリッドシステム──グラフィックデザインのために』

• 後頭部にシャワーを当てていると頭が平面になった感じがある．シャワーが当たっているところが断面になるというのは，何度も書いてきた．

  • シャワーを後頭部に当てながら，鏡を見ると鏡に映る顔に注意がいき，頭に凸凹が生まれる，と感じていたが，テキストにすると「頭」ではなく「顔」意識するから，平面に凸凹が生まれるのではないかと思った．

    • ヒトの意識に起こる現象は平面を基本として捉えるのがいいのではないだろうか

      • 現象が起こる意識の現象平面が，身体や外界の凸凹に引っ張られて三次元化する

      • 意識で現象が起こる「空白」が平面だからこそ，ディスプレイを介して，身体と情報とがシンクロできる

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• 意識が平面のように思えてきたというか，思い込んできている．意識は平面でそこで情報が処理されて，そこで身体と外界とがインタラクションする現象空間がホログラフィクのように生じる．

  • 生まれてから延々と情報を処理している意識平面で，身体と外界とのインタラクションが予測され，その予測を可能にする現象空間と共にインタラクションが遂行される．

• 布団に入って寝ようとするときに，意識のようなものが頭のところにあるのを感じる．布団のなかで腕や足に掛け布団が当たっているのを感じつつ，腕や手，足が意識の平面の延長をなして，ひとつの平面になっているように感じる．敷布団に触れている側も掛け布団に触れている側も裏表ない意識のサーフェイスを形成している感じがある．

  • 「裏表ない意識のサーフェイス」ではなくて，サーフェイスを持たないバルクのような感じ

    • 厚みを持っているのだけれど，平面的な存在の何か

      • 身体や外界と接してはいないので，変化が起きないので「バルク」的な厚みがあるようでない平面

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• 筋トレ中に多分肉離れを起こした．人生初肉離れ．ふくらはぎが痛くてまともに歩けない．今までできていたことを痛みが邪魔をする．意識云々と考えることができないと思いつつも，チャンスと思いメモをする．

  • 痛みが意識全体を占めるわけではなくて，左足のふくらはぎの一箇所に痛みのポイントがある．その痛みを感じながらメモをとっていると，意識の平面が左足まで伸びている感じがする．

• 痛みが予測できないから，次の行為ができない．痛みのデータが集まれば，痛みを予測した行為ができるかもしれない．しかし，痛みを予測した行為によって，どこかに負担がかかる．

  • 歩くときに，片足に結構な重さが掛かっていることを体感した．普通に立っていても，それぞれの足に結構な重さが掛かっている．

    • 自己帰属感をポインタに感じるときに，普段は質量を忘れているように，身体に問題がないと質量はないものとして扱われている．当たり前だけれど質量込みの予測モデルで行為をしている．

      • 予測がズレると質量を感じる．身体はそれで問題ないが，ディスプレイ上のポインタはもともと質量がないので「質量あり」という錯覚が生じることになる