史上初。バーチャル・ツール・ド・フランス(第4ステージ)~Yes!Yes!~
ゴール直後 「Yes!Yes!✨」とつぶやくエイプリル・テイシーの姿が映し出されました。さて、これに日本語字幕をつけるとしたらどんな言葉がよいのでしょう。(しばらくどうでもいい話をしますので、お忙しい方は目次をご利用いただき『無駄話』を飛ばしてご覧ください。)
無駄話
この場合の「Yes!Yes!✨」が「そうです、そうです👌」じゃないことは、英語が苦手な私にも分かります。重要なのは「うおおおおおおよっしゃああああああ!!!✨」なのか「やったあ💗」なのかという点です。
それにしても 映画の字幕翻訳家の方々はとてつもなく重要で繊細なニュアンスを伝えてくださっているよなあ…と思います。(いつも大変お世話になっております。皆さまのおかげで楽しく生きていけます。)
たとえば一人称ですが、エマ・ストーン も ライアン・ゴズリング も英語では「I」と言っているのに、字幕では「わたし」と「ぼく」です。ラララ
もっと言うと、シュワちゃんは「おれ」で、ウディ・アレンは基本「ぼく」、シャーロック・ホームズも「ぼく」。アームストロングは「おれ」で、フルームは「ぼく」ですかね。
エイプリル・テイシーは「わたし」「あたし」「おら」「わがはい」「わし」「しょうせい」。どれでしょう。「Yes!Yes!✨」はどうでしょう。ゴール後の あの爽やかで可愛らしい笑顔から想像するに「やった…!✨やったあ💗」といった所でしょうか。
なぜこんなに無駄話をつらつら書いたかというと、この日 3位以内に入った選手のうち2人が、既にご紹介してしまった選手だからなのです。今大会、けっこう同じ選手が連日活躍している印象があります。彼女たちは、実力はもちろんのことバーチャルでの活躍の仕方も知っているのかもしれません。
【1位 エイプリル・テイシー(ドロップス)】
イギリス 19歳
https://www.instagram.com/april_tacey/
●大活躍
そんなこんなで、史上初のバーチャル・ツール・ド・フランス 第4ステージ(女子の部)優勝は、エイプリル・テイシー 19歳。今大会2度目の優勝、リアルレースなら4ステージ中3度も表彰台に登っていることになります。大活躍ですね。
今年からドロップスに所属したということもあり リアルレースの成績はあまり見つかりませんでしたが、今後リアルレースでの走りもとても楽しみです。
【2位 アンナ・ヘンダーソン(サンウェブ)】
イギリス 21歳 スプリンター
https://www.instagram.com/annahenderson___/
●昨年の成績
2019 世界選手権 女子ロード 22位
2019 世界選手権 女子TTT 3位(イギリスチーム)
2019 U23 イギリス選手権 ロード 2位、個人TT 1位
●アルペンスキー
アンナ・ヘンダーソンは元々スキーレーサー(アルペンレーサー)でした。以前はトレーニングとしてロードバイクを使っており、2015年の故障をきっかけに本格的に自転車を始めたようです。2019年は本格的に転向してから4年目ということになりますが、良い成績を残していてすごいですね。
昨年は、今大会大活躍でマイヨ・ジョーヌを着用しているチームティブコ・シリコンバレーパークに所属していました。個々の選手が強いのはもちろんなのですが、やはりZwiftやバーチャルでの走り方というものを熟知しているチームなのでしょうか?✨
ヘンダーソンは外交的な性格だそうで、インスタには お友達とノリノリでポーズを決めた写真が掲載されていました💃ちなみに、好きな食べ物はアジア料理なんだとか。親近かーーーん!🍙✨
【3位 ローレン・スティーブンス(チームティブコ・シリコンバレーバンク)】
アメリカ、33歳、タイムトライアルスペシャリスト
●Instagram
https://www.instagram.com/lollyis_lauren/
●こちらも再び
数学と料理が得意でダンナとラブラブのローレン・スティーブンスが、第2ステージ優勝につづき表彰台に登りました🍰💗π
チームのマイヨ・ジョーヌ維持にも大きく貢献しています!ラスト2ステージがたのしみです。
第4ステージ詳細
2020.7.12(日)
【コース】
南西フランスの45.8km(22.9kmx2)
丘陵ステージ
【山岳賞】
今大会活躍中で山岳賞ジャージを着るジョスケリン・ロウデン(ドロップス)が、その日最初の登り2つをトップで通過。その後速いペースのまま、18人のグループが形成。
【ゴール前】
最後の下りで、小さなグループが形成され、第1ステージで勝利したエイプリル・テイシー(ドロップス)が、アンナ・ヘンダーソン(サンウェブ)を破り、今大会2度目のステージ優勝。
【第4ステージ 結果】
●ステージ順位
1位 エイプリル・テイシー (ドロップス) イギリス
2位 アンナ・ヘンダーソン (サンウェブ) イギリス
3位 ローレン・ステフェンス (チームティブコ・シリコンバレーバンク) アメリカ
●総合順位(チーム)
1位 チームティブコ・シリコンバレーバンク (アメリカ)
2位 ドロップス (イギリス)
3位 キャニオン・スラム レーシング (ドイツ)
●特別賞
ポイント賞 キャニオン・スラム レーシング (ドイツ)
山岳賞 ドロップス (イギリス)
新人賞 キャニオン・スラム レーシング (ドイツ)
引用