#北欧連戦 #スウェーデン #デンマーク #ノルウェー
ポストノルド・ヴォルゴルダ・ウェストスウェーデン
スウェーデンで開催されるチームタイムトライアルとロードレース。
ツールファムで活躍した選手も数多く参加しました。
(ほぼ)史上初のツールドフランス女子についてはこちら
チームタイムトライアル トレックのリベンジ
強い横風が吹く過酷なレースをなったチームタイムトライアルを制したのは、エレン・ファン・ダイク率いるトレック・セガフレード。ファン・ダイクは個人タイムトライアル世界チャンピオンでありアワーレコードの保持者でもあります。ツールファムでも強力な牽引を見せていました。
超強力メンバーで挑んだツールファムでは、見事なチームワークと果敢な攻めの姿勢でレースを湧かせたものの望んだ結果には届かなかった印象のトレックチーム。
ツール終了からわずか6日でワールドツアーの勝利をもぎ取りました。
結果
1位トレック・セガフレード
2位SDワークス
3位チームDSM
4位ユンボヴィスマ
波乱のロードレース
125kmのロードレースステージは残り11kmで4人の強力な先頭集団が形成されました。その中でツールファムでも大活躍したマリアンヌ・フォス(ユンボヴィスマ)がスプリントを制したものの、エアロポジションをとったことで失格判定に…!
その結果、1位オードリー・コルドン=ラゴ(トレック)、2位ファイファー・ゲオルギー(DSM)、3位ヴァレリー・デミー(リブ)
集団ではロレーナ・ヴィーベスが先頭でフィニッシュし4位となりました。
フォスの失格により、トレックがチームタイムトライアルとロードレースの両方を制する結果となりましたが、優勝したコルドン=ラゴはフォスの失格について少し複雑な心情だった模様。。潔く失格を受け入れたフォスに対しリスペクトの気持ちも表しました。
初開催のスカンジナビア・ツアー 全6ステージ
レディースツアー・オブ・ノルウェーを土台にしたツアー・オブ・スカンジナビア全6ステージ(8/9〜8/14)
レースはコペンハーゲンからスウェーデンの海岸に向かって、デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの海岸沿いを走ります。
総合
総合では、ツールファム総合2位のデミ・フォレリング(SDワークス)、デンマーク出身のナイスキャラ セシリー・ルドヴィグ(FDJ)に注目が集まっています。他にも、UAEのエリカ・マグナルディ、DSMのリアン・リッパート、トレックのルシンダ・ブランド、バイクエクスチェンジのジョージア・ウィリアムズらが参戦予定。
チーム力が強いSDワークスとトレックは今回も良いメンバーを揃えています。SDワークスはニアム・フィッシャー・ブラックやハンガリーのヴァスなどの若手を含んだ強力メンバー。
トレックはクロエ・ホスキング、オードリー・コルドン・ラゴなど安定感のあるメンバーが参戦。
スプリント
スプリント系では、マリアンヌ・フォス(ユンボヴィスマ)、サラ・ギガンテ(モビスター)、アレクサンドラ・マンリー(バイクエクスチェンジ)、ルビー・ローズマン=ギャノン(バイクエクスチェンジ)などが参戦。
第1ステージ レジェンドの復活とチャーミングな一面
コペンハーゲンでのオープニングステージは、デンマークで初めて開催される女子ワールドツアーレース。比較的平坦な145km
結果
スウェーデンでの失格からわずか2日、マリアンヌ・フォスがスプリントで勝利。バーテープには「禁止ポジションを取らないように」という注意メモを貼っていたそうです。
1位マリアンヌ・フォス(ユンボヴィスマ)
2位メーガン・ジャストラブ(DSM)
3位シャリ・ボサイト(キャニオンスラム)
第2ステージ
スウェーデンの海岸に移動し、オルストからストレームスタッドまでの比較的平坦な海辺の行楽地を走る153.4km
結果
2日連続のスプリント対決。
地元スウェーデン出身のエミリア・ファーリンが早めに仕掛けますが、マリアンヌ・フォスがラスト10mで追い抜き2連勝。
1位マリアンヌ・フォス(ユンボヴィスマ)
2位エミリア・ファーリン(FDJ)
3位バルバラ・グアリスキ(モビスター)
第3ステージ
レディースツアー・オブ・ノルウェーがよく訪れた、モスの運河沿いを出発する118.8km。スプリントが予想されている。
結果
アリス・バーンズ(キャニオン)の単独アタックで一気に差を広がる場面もあったものの勝負は登りスプリントへ。
北欧デンマーク出身セシリー・ルドヴィグを抑え、マリアンヌ・フォスが3連勝達成。
ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、今大会目1日目デンマーク、2日目スウェーデン、3日目ノルウェーと、7月〜8月前半にかけて5カ国での勝利を成し遂げました。
1位マリアンヌ・フォス(ユンボヴィスマ)
2位セシリー・ルドヴィグ(FDJ)
3位シャリ・ボサイト(キャニオン)
第4ステージ
アスキムからマイセンまでは丘陵地帯が続き、「ノルウェーのトスカーナ」と呼ばれるインドレ・オストフォールド公国まで内陸に移動する119.2km
結果
逃げが決まらずアタックが繰り返される展開に。ラストに飛び出した小集団でのスプリントを制したのはワールドツアー初勝利のアレクサンドラ・マンリー(バイクエクスチェンジ)
昨年の東京オリンピックはトラック競技に出場。今年5月のテューリンゲンツアーではステージ4勝で総合優勝、6月開催のワールドツアー、ウィメンズツアーでは総合4位と好調だったものの「この1年ずっとこの勝ち方を狙っていたけどずっとミスを繰り返していた」とコメント。
「でも今日その瞬間が来たのだからやらないわけにはいかない。すべては直感だった」と語りました。
1位アレクサンドラ・マンリー(バイクエクスチェンジ)
2位クロエ・ホスキング(トレック)
3位ラウラ・トマージ(UAE)
第5ステージ
ヴィケルスンドからノレフェルに向かう127.4kmのクイーンステージ。総合争いが繰り広げられると予想されている。2021年のレディースツアー・オブ・ノルウェーで総合優勝したファン・フルーテンはこのステージで優勝している。
結果
1級山岳フィニッシュのクイーンステージを制したのはデンマークチャンピオンのセシリー・ウットラップ・ルドヴィグ(FDJ)
7月のツールファムステージ優勝と同じガッツポーズでフィニッシュ
最終第6ステージを前に総合トップに躍り出ました
「ツールのステージ優勝に匹敵するくらい大きな意味のある勝利。山の上で、ノルウェーで、こんなにたくさんの観客がいるなんて!!」
とコメント。
クイーンステージ2位はドイツチャンピオン、リアン・リッパート(DSM)
山頂で決定的なアタックを決め、反応できたのはルドヴィグのみでした。
ツールファム総合2位でこのスカンジナビア・ツアーでも優勝候補筆頭だったデミ・フォレリング(SDワークス)は前日の落車の影響でリタイア
1位セシリー・ウトラップ・ルドヴィグ(FDJ)
2位リアン・リッパート(DSM)+0:01
3位ジュリー・デウェルド(プラントゥールプラ)+0:31
最終第6ステージ
オスロの北に位置するリレストロムからハルデンの153.4km
結果
マリアンヌ・フォスが今大会4勝目
スプリント対決で強さを証明
1位マリアンヌ・フォス(ユンボヴィスマ)
2位シャリ・ボサイト(キャニオンスラム)
3位バルバラ・グアリスキ(モビスター)
総合
1位セシリー・ウトラップ・ルドヴィグ(FDJ)
2位リアン・リッパート(DSM)0:17
3位アレクサンドラ・マンリー(バイクエクスチェンジ)0:44
4位タマラ・ドロノヴァ(ローランド)1:00
5位ニーヴ・ブラッドバリー(キャニオンスラム)1:00
6位ジュリー・デウェルド(プラントゥールプラ)1:03
7位アヌースカ・コスター(ユンボヴィスマ)1:06
8位ルシンダ・ブラント(トレック)1:08
9位カトリーヌ・アーレルッド(モビスター)
10位エリカ・マクナルディ(UAE)1:09
ツアー・オブ・スカンジナビア総合優勝はセシリー・ウトラップ・ルドヴィグ(FDJ)。
総合2位のリアン・リッパート(DSM)は最終日の最終ラップでアタックし勝負を仕掛ける場面も。これにはルドウィグもヒヤヒヤしたようで「なんてこったー!」と思ったそうですが、無事差を詰めることに成功し勝利を掴みとりました。ワールドツアーのステージレース初総合優勝を地元北欧で達成しました。
総合3位と第4ステージ優勝を獲得したアレクサンドラ・マンリー(バイクエクスチェンジ)は、6ステージ中5ステージでトップ10入りを果たし躍進しました。
各賞ジャージ
ポイント賞 アリソン・ジャクソン(リブレーシング)
山岳賞 アンバー・クラーク(ユンボヴィスマ)
新人賞 ニーヴ・ブラッドバリー(キャニオンスラム)
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