1993日間、毎日絵を描き続けて得たものは画力ではなかった。
こんにちは、Minamiです。
年末ですね。
さて、今回の記事。
タイトルの通りですが、1993日間つまり約5年半もの間、1日も欠かさずに毎日絵を描いてSNSに投稿していました。
今回はこの挑戦で得たものについて書いていこうと思います。
少し長いですが、お付き合いください。
全ての始まり
「明日で終わるやつ」というツイートとともに1枚の絵を投稿した。
いやインスタページやないかい。
(ツイートはね、現存しないのです…。そんなことは置いといて、話を進めます。)
2015年の7月10日、とんでもなく軽い気持ちで始めた「1日1お絵描き」。
3日も持たず終わることがわかっていた。
なんてったって自分はマキシマム飽き性だから。
1993日も続くなんてノストラダムスでも予言できなかったでしょう。(頭の良さそうな発言)
そもそもゴールなんて決めていなかった。
なんてったってマキシマム飽き性なので、3日も持たず終わるだろうと思い込んでいたから。
気づいたらあっという間に366日が過ぎた。
1年目はノートの落書き、シャーペンイラスト、デジタルイラスト、ホワイトボードの落書き、デジタル加工などなど、まさに自由に描きまくっていた。
マキシマム飽き性の私が、1年間も毎日絵を描いて、SNSに投稿し続けた。
(↑こちら1年目の絵たち。見えませんね。)
ここで訪れた、やめるタイミング1回目。
1年間毎日書ききった。
ゴールを決めていなかったのでここでやめてもよかった。
しかしここでしっかりとしたある意識が芽生えた。
2年目(366~731日目)
節目を迎えて新たなスタートを切った、2年目の意識。
「ペン入れはしっかりやろう」
「ノートにちゃんと描いて、残すようにしよう」
それまでは落書きやシャーペンイラストが主だったので、ペン入れという部分にしっかり意識が向くまで無駄に1年かかった。
このあたりからペン入れの画材をいろいろ試し始め、なんだかんだで筆ペンにたどり着く。
使っていたノートは、MDノートのA5サイズ。
約3ヶ月で1冊が終わります。
こちらのノートの表紙絵も自分で描いていたので、また別に記事を書こうと思います。
(↑そしてこちら2年目の絵たち。見えませんね。)
3~6年目(367~1993日目)
3年目からは一体何を意識していたのか。
残念ながらパッと思い出せない。というか心情の記憶がない。
ここがダメなところ。
しっかりとした課題や目標を決めずに、ただひたすらに描きたいものだけを描いたところ。
週ごとなり月ごとなり、絵が上手くなるための課題設定をして描けばよかった。
そして訪れた、やめるタイミング2回目。
やめるタイミングというか、やめようと思ったタイミング。
1000日目。3年弱が過ぎたあたり。4桁の大台に乗った。
1000日が近づくたびに、ここでやめるか迷った。
だって1001日目が始まったらその次のやめるタイミング、いつになるのよ??
10,000日なんて到底無理。
なんてったってマキシマム飽き性だから。
しかしノートもページの途中。1001日目をスタートする決意をした。
ゴールのことを考えながら、淡々と描く日々がまた始まる。
そしてあるときひらめいた。
そうだ、自分の生まれ年「1993」日にしよう。
日数的なゴールを決めたのであとは突っ走るのみ。
ここでも絵を向上させるための明確な課題設定は設定しなかった。
わかっていてもやらなかった。
だって考えてみてくださいよ。
5年半のほとんどの期間は社会人。
最低でも8時間働いて、ほとんど残業して、21時とか22時に帰ってきて、ご飯食べてお風呂はいって、そこからお絵描きしてたんですよ。
しかも毎日。
そんな日々でも、本気で絵に向き合っている人はしっかり課題設定して描き続けることはできるかもしれない。
でもマキシマム飽き性の私にはさすがに無理だった。
なので毎日、ストレス発散の意味も込めて、描きたいものを描き続けた。
↑3年目(732〜1096日)の絵たち。背景の紙の色を飛ばす意識が芽生えたようです。
↑4年目(1097〜1461日目)の絵たち。一気に密度が上がりましたね。
↑5〜6年目(1462〜1993日目)の絵たち。どんどん上がる密度。
描いてきたものたち
ところで描きたいものってなんなのよ。興味ないと思うけど備忘録として書いておきます。
どれを何枚描いたかは割愛します。数が尋常じゃないので。
ほとんどはファンアート。次点でオリジナルキャラクター。だと思う。
描きたいもの=好きなものだったので、好きな人たちの似顔絵が大半を占めた。
俳優、ミュージシャンなど、海外の人たち。
濃い顔を描くのが好きなのよ。
ネタが見つからない時はみなさんからリクエストを募集した。
これは普段描かない人やものを描いたので、いい練習になったと思う。
案外描くことはしんどくなかった。好きなものを描いていたし、リクエストしてくれた方々にいいものを届けたいと思った。
ネタ探しが一番しんどかったので、リクエストは大いに助かりました。ありがとう。
1993日間、毎日絵を描き続けて得たもの
さて、お待ちかね。
得たものが画力ではなかったのであれば、一体何を得たのか。
得たもの
・たくさんの課題
・ほんの少しの画力
・継続力
・自分に合った画材(筆ペン)や画法、絵柄
・絵を描くスピード
・オリジナルキャラクターたち
・ファンアートイベントへの参加
・絵を描くことで知った音楽や映画など
・似顔絵を描くための観察力
・暖かく見守ってくださるフォロワーさんたち
やらなければならなかったこと
・終わりや目標を決めてからのスタート
・課題設定
・人物以外の部分を描くこと(背景とか背景とか背景とか)
・絵について勉強しようという姿勢
画力はもちろん大切だけど、それよりも大事なものをたくさん得ることができました。
課題はまだまだ山積み。でも絵を描かなければ見つけられなかったもの。
毎日絵を描いていても描いていなくても過ぎていた人生の5年半、無駄ではなかったと思いたい。
ウサギとカメならカメだけど、その中でもかなり怠け者タイプのカメだったかな~~~。
ようやくスタートラインに立ったくらいの気持ちです。
終わり
さて、記念すべき「明日で終わるやつ」のツイートは、別のアカウントで呟いたので今はありません。
Instagramには101日目を除き全て揃っています。
101日目、絵はあるのですが投稿し忘れたみたい。悔しい。
最後に、TwitterやInstagramで1993日目まで見守ってくれた方々、本当にありがとうございました。
絵の更新頻度は下がりますが、もっとクオリティの高いものをお届けできるよう、1枚の絵や作品に時間をかけていくことにします。
ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございました。
せっかくなので(?)専門学校の講師の言葉が印象的だったのでシェアしますね。
「絵の悩みは一生もの。描けば描くほど上達する。」
絵を描いている皆さん、私ももっと頑張るので、一緒に頑張ろうね。
(こちら全1993枚の絵をまとめたものです。う〜〜〜ん、圧!巻!!!)
おしまい!!!