見出し画像

ミステリマニアにこそお薦めしたいQuizKnock動画7選(2022年8月現在)

2021年に突然、QuizKnock動画にハマって、およそ1年。今では毎日、何度でも繰り返し観ているチャンネルのひとつだ。

QuizKnockそのものは、かなり以前から知っていたのだが、それは「東大クイズ王・伊沢拓司さんがやっているクイズ専門のチャンネル」くらいの知識しかなかった。他のメンバーのことはもちろん、どういう動画をアップされているのか、全く知らなかった。

2020年の年末に、角川文庫が「カドキング」という年末年始フェアを開催した。
私は書店員であり、文庫も担当しているので、もちろん「カドキング」フェアも自分で出した。
「カドキング」フェアはQuizKnockとのコラボが話題となっていた。伊沢さんはじめメンバーのお勧め本がフェアアイテムになっていたり、拡材には各メンバーの似顔絵が載っていたり、サイン色紙(複写ものだけど)などがあった。
この当時は全く知らない状態だったので、もちろん伊沢さん以外のことは全く知らず、出しながら「ふくらP」とか「こうちゃん」って誰だよw とか思っていた。
今となっては、その当時の拡材持っとけばよかった、と反省している。
※なお、2022年の講談社文庫の夏フェアがQuizKnockコラボなので、ぜひ店頭でチェックして欲しい。メンバーお薦めの講談社文庫が並ぶほか、特典ステッカーもある。展開はこれからだ。

QuizKnock × 講談社文庫フェア「ようこそ! QuizKnockの本棚」

ハマってすぐ知ったのは、「東大王」にも出ていた鶴崎さんやジャスコ林さんもQuizKnockメンバーだった、ということ(林さんは卒業されたけど)。
そして、ただのクイズでは飽き足らなくなった彼らの「神々の遊び」が、めちゃくちゃすごい次元に達しているのだ、ということ。
普通のクイズ企画もあって、早押しクイズばかり12時間やる企画も毎年やっているが、普段の動画は、変わった趣向や捻ったクイズばかりである。
すげえ今更言うけど、QuizKnockって面白いよねえ、ほんとに。

私はクイズもクイズ番組も大好きである。「アメリカ横断ウルトラクイズ」は一度挑戦したかったと思っている。出場資格のある時期もあったけど、結局、参加機会はなかった。
また、私はミステリマニアでもある。彼らの企画動画の中には、不足した情報から何かを推測・推理させるものも結構あって、その推理力の高さには唸るばかりである。

ではここで、そんな「クイズ&ミステリ好き」の私が特に薦めるお薦め動画を7本紹介したい。
特にミステリマニアが観ると面白いはずの動画集だ。

1. 東大卒なら何時間でシャーロック・ホームズの暗号解読できる?【踊る人形】
(2021年12月公開)

ミステリマニア向けにはまずこれ。暗号解読ネタはいくつかあるが、これはホームズ短編「踊る人形」の暗号を、「踊る人形」を(おそらく)未読の須貝さん、河村さんが1から解読に挑む。
途中、暗号の人形にニックネームをつける場面が面白い。「ラジオ体操第二くん」「カンガルーパンチキックくん」とか。


2. 東大生が未知の言語で書かれたクイズに挑戦!!!
(2020年3月公開)

これも一種の暗号解読もの。河村さんが作った未知の言語を使ったクイズに伊沢さん、ふくらP、須貝さんが挑む。
未知の言語は語彙的なルーツを持たず、完全なランダム文字列になっているので推測が難しい。これのメイキング動画(QuizKnock会議中)で河村さんが明かしているが、キーボードをランダムに叩いてスペルを作っているそうだ。
数字の部分に規則性があるので、その解読過程が見どころだ。


3. 【さすがに無茶】クイズ王にアラビア語で問題出してみた【でもがんばる】
(2021年6月公開)

言語繋がりでこれもお薦め。中国語クイズなどもあるが、アラビア語の問題に挑戦するのはQuizKnockならでは。伊沢さん、こうちゃん、須貝さん、山本さん、鶴崎さんの5人がかりで取りかかっている。
VTRでクイズを出題しているのは、レバノン人タレントのメクダシさん。


4. 【検証】東大生なら意味不明な数字でも何か当てられる説
(2020年9月公開)

人気動画のひとつ。単位もない数字だけを見て、それが何の数字かを当てるクイズ。河村さん、須貝さん、山本さん、林さんがチャレンジしている。
正解した時の「ああっ、そうか!」感がミステリの謎解きの感覚に近いと思う。


5. 【0文字クイズ】クイズ王、文字がなくても正解できる説
(2019年11月公開)

問題文から文字を全て消して、読点句読点や記号などだけが残った問題文を見て、問題文を推測して答える。山本さん、伊沢さん、川上さんが挑戦。
ミステリマニアには特に1問目に注目。その後も人間離れした超絶解答が炸裂する。


6. 3択クイズならぬ-1択クイズ
(2021年5月公開)

こちらも文字消し系。問題文から答えに含まれている文字を消して出題する。こうちゃん、山上さん、鶴崎さんが挑む。
これも正解が出た時の快感が観てても気持ちいい。


7. 色んなクイズをごちゃ混ぜにして出来たクイズがろくなもんじゃない
(2022年7月公開)

クイズの問題文の名詞の部分を全問題分シャッフルして、ランダムに選んだ名詞が入ったクイズ。伊沢さん、須貝さん、鶴崎さん。
これぞ、ザ・伏・線・回・収!
最初こそ雲をつかむような感じで方向性が見えないが、徐々に使われた名詞が増えてきて、あとでどの問題でその言葉が使われるかを推測するのがミソ。 最後まで見ると、クイズ王・伊沢さんの天才ぶりがわかる。
鶴崎さんが言う「このQuizKnockがすごい2022」、まさにその通りの動画だ。

以上、7作品を紹介したが、実は全てお薦め。エンタメ度や難易度も上手く調整してあるので、誰でも楽しめる。ぜひチェックしてみて欲しい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?