from 湖
微熱、そして軽い頭痛に犯されながら何度も瞼を閉じて自室で寝続ける。
ふとした時に目を覚ますと、身体がじんわりと汗ばんでいて、少し焦る。
けれども、起き上がる気力もない。小腹がすいたなぁという欲望を悶々と抱えながら、何も出来ずにまた寝てしまう。
副反応、想像していたよりも軽く済んでいるのでとても安心した。
し、ちゃんと抗体が働いてるんだ、と思い自分の体にも安心した。
抗体頑張ってるわァ と父親に話したら、ワクチンの副反応は抗体が働いてる訳じゃなくてうんたかうんたかでうんたかで、でこうなるんだって と正されてしまった。そうなのか、少し安心していたのにな。まあいいや
夜、異常なまでに空気が秋めいていた
正体不明の虫の鳴き声が、冷たくて気持ちがいいなめらかな風に乗って響いていた。そんな中、月は、我こそは、と言わんばかりに近くの雲を虹色に染めていた。うんうん、綺麗だったよ
誰がどう見ても秋だったと思う、私も目に見えて気分を上げてしまった。
秋、秋、秋、秋
好きすぎて何度も言いたい、秋が好き
秋、秋、秋、秋
秋って漢字を書きたかったのに、先に火を書いてしまうこともたまにあるけれど、秋が好き
秋がまた来る事を楽しみに待つ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?