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ようこそ、買ったものたち。その2

一日のうち、抑うつにはゆるく大きな波がある。
波が上がってきて、いくらか元気なときに何をするか。

以前紹介した本に、こころには馬とジョッキーの関係性があると書かれていた。

馬とは欲求とか感情など本能的な部分、そしてジョッキーとはそれをコントロールする理性のようなものだと。

仕事ばかりだった生活には「趣味」と呼べるものはなく、休日になると何をしていいかわからなくなっていた。
あげく、休みの日まで仕事のことを考えていた。
大人として社会人として仕事に熱心である「べき」と考えていたのです。


でも実際は、両者のバランスが大切で、馬を抑えた方がよい人間、よい大人であるかというとそうでもないらしい。

現実にこだわるジョッキーと違って、非現実的になりやすい馬は、新しい物に開かれています。馬は僕らを思ってもいないところへ連れて行ってくれる。

ジョッキー推しの社会に過剰適応した結果、ジョッキーにがんじがらめにされてしまって苦しんでいるクライアントたちもいるからです。
 ただし、難しいのは、彼らは自分が苦しいのはジョッキーが足りないせいだと考えていることです。コントロールのし過ぎが問題なのに、コントロールが足りないと自分をせめていて、より強力にコントロールできるようになることを求めて、彼らはカウンセリングにやってきます。
本当に必要なのは馬の声を聞くことなのに。

なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない 東畑開人 

後半の文章を読んでいくにつれて衝撃と悲しさが押し寄せました。
「もっと頑張らないと」
そうしてどんどんとジョッキーを動かしていた。

自分は無理をしていたんだと、こころから疲れていたんだと。
そうした生活で「うつ病」になってしまったんだと。

今は休職中、以前はやることが探せなかった休日しかない。
それならもっともっと馬の声を聞いてあげたい。

小さいころから絵や本が好きだった。
見るのも、描くのも。
そんなことでジャーナリングとともに絵を描いてみる生活になりました。

せっかくなら興味のあった画材、水彩で描きたい。
スケッチは外に出るきっかけにもなるから体調にもいいかもしれない。
最後に絵の具に触ったのは小学生のころだったかなぁ。

そして、馬の声を聞いた結果、画材を買ってみました。
外の景色とかかわいい小物とか描きたいなー。

画材たち。

Talens Sketch Book 12×12

絵を描くようのスケッチブックです。
比較的安価だし、サイズもかわいい。色もお気に入りです。
こっそりしおり用の紐が挟まっていてかわいいです。

呉竹(Kuretake) 透明水彩14 色セット

水彩絵の具はコンパクトで始めやすそうな呉竹のセットにしました。
小さいので持ち運びもできそう。

上記2つは買うとしたらこれにしようと決めていました。
普段からよく見ているYouTubeのよごと- Yogoto -さんが紹介していたのが知ったきっかけです。

コピック マルチライナー 0.3mm

線画用のマルチライナー、呉竹のセットにも入っていますが色の種類が欲しかったので、ウォームグレーとセピアに決定。

三菱鉛筆 ボールペン ユニボール シグノ 太字 1.0mm ホワイト

ハイライトというか白いとことにちょこんと白色をのせるのが好きなので、1本だけ、これに決定。
デザインも良きです。

PENCO ペンコ プラクリップ グレー

紙がずれたりよれないようノートを留めておくためのもの。
かわいいのでペンコのやつに決定。

おまけ PASSEN Soft Book Cover Black

画材とは関係ないですが、黒のブックカバーです。

柔らかくてしなりやすい。デザインも良いです。
自宅で読むときはつけません。外に出れてないけど外用です。

買ったものを絵にする。

またいろいろ集まりました。
かわいいものがたくさん見つかって満足です。
今回は、画面見て絵を描くと目が痛くなるアナログな人間なので、という言い訳で購入させてもらいました。

今回も絵を描きました、少し達成感があっていい気分。

新しい家族たち。

おしまい。



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