2022年
2022年がもうすぐ終わろうとしているので、去年のように今年も振り返りをしてゆきたいなと思います。
今年は自分にとってはエポックメイキングなことというか、色々暮らしに変化が起きた年でもありました。それこそ考え方から、絵の描き方まで、色々変わらざるを得ない年でした。
それでは、今年を振り返る前に今年初めに立てた目標を振り返ってみましょう。
2022年の目標
・紙媒体、ウェブ媒体に自分の作品載せる
・毎月100冊漫画読む
・漫画を毎月30p描く
・3色以上塗った絵を毎週描く
・朝日記を1年続ける
結果的にいえば、1番上の目標と漫画を毎月描いていること以外は全然やれてないですね。
逆に言えば、最も本命だったものがかなえられたのでよかったです。
漫画のことについて
今年はまず電撃マオウ『八千代千代美は無軌道すぎる』という読み切りを発表し、それがマオウの主催する新人賞を獲得しました。そして暫く経ってからそれが電撃大賞のコミック部門で金賞を取るといううれしいニュースがありました。
そして夏頃にサンズハウスさんという不動産会社が経営する漫画サイトでのコミカライズ連載の話が来て、幸いにも円滑に連載までゆくことができ、11月から隔月での連載が始まりました。
今年は漫画に関しては実績を残せた、一歩を踏み出せた年だったのかなと思います。そこは褒めてやりたい。
ただ、電撃マオウに自分の作品が載った時に、周りの画面との違いにすごくショックを受けて、なんというか恥ずかしい思いになりました。
漫画雑誌というのはある種寄席のような場所だと思います。落語家の方は寄席に出ることで師匠の落語を勉強して、自分の芸を省みるという習慣を培うことができます。そして他の落語家と否応なしに同じ土台に挙げられてしまう厳しい環境でもあります。漫画雑誌もそれと同じで、いやがおうにも自分の絵が他のクオリティの高い原稿と比べられて、すごく落ち込みました。でも、そうした経験をしなければずっと現状に満足してしまったと思うので、この経験では猛毒でもあり、薬でもありました。
そうした寄席のような性質をもった漫画雑誌という媒体は、自分を研鑽して高める環境としてはめちゃくちゃ有益だし、どんなに後ろ指さされても引き続き雑誌媒体への連載を目指して動いてゆきたいと思います。最終的には継続して連載2−3本持てるように!
まだまだ全然下手くそだし、TwitterのTLの中で自分が一番下手な漫画を描いていると思っているので、少しでも自分の漫画が好きになれるように上手くなりたいと思います。
あとはなんというか、今はふわふわしてるというか、絵はそこそこ、ネームはあんまり、という中途半端な状態なので、まずはネームが面白いって言われるようになりたいですね…。キャラクターに関してももっとエッジを効かせて、読む人の印象に残るようなキャラクターを作りたいというか…。
なんというか、キャラクターについて考えるなんて2年前の自分には考えもしなかった。ようやく漫画を描き始められたような気がします。
コミティアにも継続して出ることができました。
下記の作品をリリースしました
Instant6(2022/6)(みちのくコミティア限定頒布)
一年通してコミティアで新刊持っていくことができたのでよかったです。
イラスト仕事に関しても、8小節アワードの案件を継続していただけたので、ありがたかったです。
あと音楽ジャケットでも2点ほど。STAQQ OVERFLOさんの『EDEN』という作品と、henrytennisさんの『Bay Leaf and Singers』というアルバムのイラストを手掛けました。どちらも自分の作風を思いっきり活かしたものを描けたので、形になった時はほんとに嬉しかったです。下記にSpotifyのリンクを貼っておきますので、よろしければ聞いてみてください!どちらも素敵な音楽です。(ちなみにSTAQQさんのジャケットは2021年の夏に描いたものだったので日の目を見ることが出来てよかったです)
その他個人でも諸々依頼をいただきました。本当にありがとうございました!
良く聴いた音楽
一番聴いたのはなんといってもスパークスです。
きっかけは地元の映画館で見た「スパークス・ブラザーズ」という映画でした。スパークスというのはロン・メイルとラッセル・メイルという兄弟がやっているバンドで、50年以上ポップスの世界で活躍しているものすごいバンドです。日本にも定期的に公演を行っていて、今年もサマーソニックに参加したり、過去にはフジロックに出たりもしていました。
元々スパークスのことはあまり知りませんでしたが、この映画の監督をしているエドガー・ライトの作品が好きだったのでいい機会だからと見ることにしたのですが、50年以上のキャリアで出した25枚のアルバムを当時の関係者のインタビューやスパークス本人と一緒に振り返ってゆくというすごく温かみのある作品で、スパークスというポップスの長老と言えるような存在にとても勇気をもらいました。
昨今ミュージシャンに焦点を当てたドキュメンタリー作品が多く公開されていますが、「スパークス・ブラザーズ」のようにキャリアが長いバンドの沿革全てを網羅し、なおかつ最も売れていた時期のみに焦点を当てることなく、全てのアルバムに関してフォーカスを当てるという映画は見たことがなくて、正にスパークスを愛していなければできない映画だと思いました。
そんなわけで今年はスパークスをよく聴くようになり、最終的には夏に行われたSHIBUYA WWWのスパークス公演も見に行きました。メイル兄弟は共に70代なのですが、歳を感じさせないパフォーマンスにただひたすら感動していました。なんか平沢進さんも見にきてたみたいですね・・・。確かに平沢進の音楽、スパークスに近しい部分があるかもしれない・・・。
よく見てた動画
去年のこの記事ではプロレスラーのyoutube動画を見るようになったと言っていましたが、最近は芸人さんがやっているYoutubeチャンネルや、Spotifyのポッドキャストを見たり聞いたりすることが多くなりました。具体的にいうとYoutubeだと金属バットさんや黒帯さん、Spotifyだとアンガールズさんや錦鯉さん、トムブラウンさんなどです。特にポッドキャストはいいですね・・・。今までちゃんとアンガールズの山根さんの声聞いたことなかったけれど、ぽやーっとしててもやっぱり芸人だし、何人も子供を抱えるお父さんの部分が垣間見えたりとか・・・。
来年の目標
さて、2023年の目標を考えていたのですが、下記に定めたいと思います。
Twitterのフォロアー数20,000、Instagramのフォロアー1,000
noteのフォロアー数1,000、pixivフォロアー数500
漫画連載もう一本増やす
連載以外に漫画を紙or Web媒体に掲載する
漫画を2週間に一回はアップする
1日1回人を褒める
1日1回漫画を読む
こっからは具体的な説明を。
1.2に関して、正直Twitterは今後どうなるかわからないのでどうしようかなと思ったのですが、継続して数を増やすに越したことはないし、お仕事の機会を頂ける場合もあるので、できれば20000の数字には載せたいなと思っています。また、Twitterがどうにかなってしまった時に備えて、インスタやノート、ピクシブへの投稿も継続してやっていこうかなと。
3.4は自分の頑張り次第というところもあるのですが、運の要素も絡んでしまうので、そういう運が転がり込んでくるように来年はお祓いをしてこようと思っています。来年健康運がすこぶる悪いらしいので・・・。
5に関しては、短い時間の中で要旨を押さえて公開したり、ストックを溜めておいたりという長期的な目線で展開できるようなものを作る訓練をしたいなと思っています。
6と7はなんというか、人を受け入れるための姿勢を培いたいというか、どうしても嫉妬したりしちゃうからそういうスタンスを修正したいというのが。。。
こんなもんかな。
最後に
2022年は色々前進できた年でしたが、歩みを進めてゆくにはもっともっと頑張らないとダメだなと痛感した年でもありました。
絵や漫画で食べていくにはどうしたらいいのか。そういう感じで長い目で進んでいけたらなと思っています。でもまあ、そのためにはまず来年を乗り越えないとダメなんですけどね。
苦しかったけど、いい年だった。来年ももがくことは多いかもしれませんが、それに結果が応えてくれて、今年以上にいい年にしたいです。。
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