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考えを"0秒で"まとめるにはどうすればいいの?
はじめに
こんにちは。MMM(まみむ)です。
会社でこんな会話がありました。
部下A「研修を受けたり、人の発表を聞いたりした後、すぐに「質問はありますか」って言われても思いつきませんよ」
上司B「Aくん、0秒思考だよ!0秒思考!」
わたし「(0秒思考ってなんだ…?)」
どうやら「0秒思考」という本のタイトルを見た上司が
「研修を受ける事と同時並行で研修の内容を把握し、これまた同時並行で疑問まで浮かび、会議体が終わったら即レスで質疑すること」=0秒思考
と捉えたみたいです。
この記事を書いている時点で私は「0秒思考」の本を読んだのですが、
私からは「本の内容は全然違うじゃん!」とだけ言っておきます。
ごめんなさい上司Bさん。
「0秒思考」とは
書名:ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング
頭が常に整理されており、メモに直ちに書き、すぐに課題解決に取り組める人。
成長が早く、仕事ができる人。
本書では、これを「0秒思考に到達した人」と定義していました。
まぁいうなれば「自分の考えを即レスでアウトプットできる人」なので、上司言葉を思わず「違うじゃん!」と表現してしまいましたが、言っていた事の半分くらいは当たりかなとは思っています。
「研修を受ける事と同時並行で研修の内容を把握し、これまた同時並行で疑問まで浮かび、会議体が終わったら即レスで質疑すること」
ここまで到達するには、正直
① 本書に書いてあることを常に実践
② トライしまくる
③ さらにアウトプットへの「瞬発力」を高める
みたいな域かな…と思います。
半分合っていて半分違う!の違う領域is何?と思いますよね。
この本って「どうやったら質疑応答の時に0秒で質問ができるようになるか」の答えが書いてあるわけじゃなくて「自分は今、何を課題としているのか、何が大切なのかという「考え」を「整理」し続けて「自己内省」を高めるためのトレーニング方法」が書いてあるんですよ。そういう意味で半分合っていて半分違うな~と思った次第です。
パーパス・リクエスト
私は以前下記の記事を書きました。
本書を読み進めるにあたり、本書で知りたい事を質問として用意します。
これをパーパス・リクエストと言います。
その質問に対して自分なりのアンサーを出します。
パーパス・リクエストとは「目的」と「要求」のこと。
読者である「あなた」が「本や作者」に「自分が知りたい、学びたいと思っていることを教えて」とリクエストすること。
結果がこちらです!
(最終的に「半分合ってて半分違う!」とは言いましたが、Qに対して本書から導き出されるAを考えてみました)
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パーパス・リクエスト
Q.
考えを"すぐ"まとめるにはどうすればいいの?
(例えば質疑応答のある会議などで)
A.
「思ったこと」とそこから導かれた「疑問」をその場ですぐに書きとめる!
まとめ(要約)
要約すると下記になります。
質疑応答のある場(例えば研修や発表の場)で自分の考えを"すぐ"にまとめるには、「思ったこと」とそこから導びかれた「疑問」をその場ですぐに書き留めることが重要です。
何故なら、メモを書くと頭の整理ができるからです。
パッと思いついたことや先に頭へ浮かんだことは自分にとって重要な事であるため、忘れずに書き留めることが大切です。
メモの量は思考量と同義になります。
書き留める際は単語ではなく文章で書く方がおすすめです。単語だと後から見直したときにどういう意味でそこに書き留めたかわからなくなってしまうためです。
また「思ったこと」と「疑問」を分けてメモしておく方が良いと考えます。何故なら、質疑応答時に散らかった発言にならず、自身の考えとそこから発生した疑問を回答者へスムーズに伝えることが可能だからです。
紙にメモをする癖付けを行う事、そしてメモは単語ではなく文章で書くことを意識していきたいです。
おわりに
今やデジタル化が進みペーパーレスも推進されておりますが、
やはり机上で書くことは捨て置けないな…と思います。
個人的にタブレットも画面が小さいと文字が書きづらいので、本格的にペーパーレスでデジタル化したければ大きめの画面が必要ですね。
ではでは。
2023.9 MMM