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暇と退屈(きょうこのお盆)

けいこが次々と書いてくる文章に私もモゾモゾしてくる。「お金を稼ぐような仕事をしているか」という社会からのマイルドなプレッシャーは主婦の私にとっては50歳くらいまで悩まされた、そして自尊心を削られたものだったから。

でも、その前に私がお盆の間に感じたことを書くことにします。以前のこのテーマで私は「私には暇はあっても退屈はない」と豪語した。それがお盆の間にちょっと揺らいだ。8月12日~15日の4日間、夫が金沢に帰った。娘家族も金沢経由でお婿さんのご実家に向かったので、完全に私だけの4日間が手に入った。4日間の間はリビングにキャンピングベッドを組み立て、1日をリビングで過ごす。私一人だけのために何部屋もエアコンをかけるのがもったいないからだ。

まずは初日。午前中は一人で暮らすためのリビングを整えたり、片づけをしたりしながら過ごし、午後イチで友人と一緒に茨城県の「月待の滝」に出かける。8月の県民だよりに載っていて、行ってみたいと思っていたからだ。それが上の写真。

2日目はやることリストに書き出していた2つのお手紙を書くのを朝イチに終わらせ、午前10時からは絵本教室の予約が入っており、自分も本を1冊仕上げたり、インスタの動画を仕上げてアップしたり、他の雑用も次々片づけ、夕方から図書館に本を返すついでに以前からやりたかった図書館でゆっくり雑誌に目を通すのをやってみた。

3日目は昨日のうちにやることリストを終えていたので、途端に気が緩む。朝もいつも通りの時間に起きられなかったので、朝の掃除は省略。やることは書き出してみるが、少しやっては昼寝。食事をしては昼寝。今週はバレエのお稽古もお盆休みでないので、ほんとにピリッとしない。でも、今日中に次回に持っていくお習字は書き上げようと、それだけはなんとか終わる。

私だけの日の最終日。お布団の中では奥日光まで避暑に行って、中禅寺湖畔で読書三昧しようかとも思ったけれど、台風も来ていたので考え直し、クーリングスポットとしてデパートや大規模なホームセンターで過ごすことにする。適当なベンチを見つけ、本を読んだり、ウトウトしたり、ウインドウショッピングをしたり、時々、食べたいものを食べたり…

こうやって書いてみると、それなりに楽しんでいたようにも思えるけれど、私は時間をうまく使えるように、一日ゴロゴロして、自分を嫌いになったりしないようにすごく気を使っていた。家族のためにしなければいけない家事も生活のリズムを整えるためには大事だなとも思った。暇があり過ぎると自分がしたかったこともぼやけて見えなくなってしまうような気がする。

とりとめない文章になってしまったけれど、今日はここまで。


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