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【読本シェア#10】世界2.0 メタバース


この驚いた本の一節がある

子供の頃に見た『マトリックス』のような未来をつくりたかった
世界2.0より
Instagram @library_pn より


このたった1節が、メタバースと呼ばれるこれからの現実未来を
取り巻く環境を全て言い表しているかのように感じた

わたしがマトリックスを観た時、テクノロジーと人間の対立で
人間がいかに「負けないか」を植え付けられた感覚だった
ある種の恐怖心。同世代の多数はそう思ったはず


佐藤氏は同じように観たけれど、あの世界を作りたかったという


それはもう根本の捉え方が違っていて、
守る、とか変えるではなく全く新しい発想

「世界を創る」

それが「メタバースとは」に他ならないと思った




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【PIC UP】気になる要点を3つだけ

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=子供の遊び方は未来の在り方=

「生まれた時に存在したテクノロジーは自然の一部と感じ
15歳から35歳の間に発明されたものは新しくエキサイティングに、
35歳以降のものは自然に反するものと感じられる」
世界2.0より

今の子供たちが15〜24歳になった時、そのテクノロジーによって世界が大きく変わる


わたしの2人の子供たちは食い入るようにマインクラフトやロブロックスで遊んでいる

その集中力と楽しみようは大人にはない、まさに「夢中」

生まれた時にインターネットが存在したZ世代
彼らが今社会人として社会を作っていくとSNSビジネスがもはや主流になっているように、「アルファ世代」と言われる子供たちが大人になったらどんな世界になっているのだそろうか



=人は分人化し、いくつものアイデンティティの使い分ける=
世界2.0より


InstaramやTwitterでいくつもアカウントをもち
サブ垢・○○用など使い分けはすでに主流

それと同様に、メタバースの世界でもアバターと人格をそれぞれの
世界で使い分ける「分人化」が20〜30年の間に進む

今までできなかった新しい体験もできる世界は、少し混沌とする気もする


=魅力的なキャラクター形成には弱者も=
世界20


結局、メタバースの世界でもアイデンティティ問題は
存在し、人気者・そうでない人の差が出てくる

そこに必要なのはどれだけ魅力的な人格を作れるか

(メンタル崩壊しそうだな、とちょっと思った


今ですら、リアル世界とSNS世界でメンタル浮遊中なのに、リアルに近い新世界がいくつも存在してその一つ一つに浮き沈みがあるとしたら・・・




///感想///

やっぱり「あとがき」が好きだなと思う
その人の思いだったり、こうしたい、だったりがにじみ出る

終章の話で「自分で確かめないとわからない真実」の話が
出てくる

メタバースの先には未来も過去も人の記憶も自由に
体験できる世界があるに違いなく
それを「この目で見なければ正しかったのかわからない」という


ああ、それがこの人の根底にあるものなのか、と感じたことが嬉しかった

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書籍紹介
世界2.0 メタバースの歩き方と創り方
著者:佐藤航陽
発行所:株式会社幻冬社
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ここまで読んでいただきありがとうございました
とても読み応えがある本で、知らない技術やなぜメタバースが注目されるのかがよくわかりました。それと同時に少しばかりの怖さも。

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