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数字はウソをつかない

みなさんこんにちは税理士法人MMI営業企画部起業コンサルそうすけです。
本日は『数字はウソをつかない』についてお伝えしていきます!

僕は経営者時代に色々な失敗をしたし、経営者のマインドとして間違ったことも沢山してきました。でも行動を怠ったことはありません!とりあえずやってみる!ということは全てやってきたと言っても過言ではありません。

ただ唯一やらなかったことがあります。
唯一避けていたこと・・・
気持ちが向かなかったこと・・・
やればいいとは分かっていたけどやらなかったこと・・・

それが経営に関して、特に数字です。
会社の数字の流れは肉体の血液の流れのようなもの!滞れば病気になる。
なので皆さんにはぜひやってほしいのです。

財務や会計は生産的な仕事ではないので、どうしても気が向かないかもしれませんが、なぜ大事なのか?そしてなぜ数字を見ない事が経営不振に繋がるのか?をご説明します。

大きく収入と支出に関して、数字を見ないと見えてこないもの、数字を見ないと陥る思考についてお話していきます。

まず初めに数字やデータを見ないと見えないものがあります。商品やサービスには売れたには売れた理由があり、売れなかったには売れない理由があります

例えば同じ商品でも時期や場所やターゲットを変えると売れる場合があります。メチャメチャ分かりやすく言えば、北極でアイスクリームを売っても売れ行きは芳しくないですよね!南国で売った方が売れ行きがよいです!

当たり前と思うかもしれませんが日本国内で商売をする場合も同じです。東京で売れなかったものが地方で爆発的ヒットしたり、東京で売れてたが地方進出して、まったく売れないものもあります。

これは『どこ?』つまり場所を変えてみる。ということです。
同じように『いつ?』つまり時期を変えてみる。
『誰に?』つまりターゲットを変えてみる。

それによって同じようなことが起こります。しかしそれを闇雲にやってもダメです。そこで重要になってくるのがデータや数字です。

先ほどの北極でアイスを例にすると・・・
北極でも時々はアイスを買ってくれる人がいるでしょう。無能な経営者はその買ってくれた人の『美味しかった』という高評価にしか注目しません。そしてたった一人が買ってくれただけで『やっぱり味がよければ売れる』と不毛な努力を重ねてしまいます。

しかし、その人に『なぜ、どうして、アイスを食べようと思ったのか?』などリサーチをしてみると『実はサウナでのぼせて・・・』とか『今日は肉体労働で汗をかいて体のほてりが…』などのアイスを買ってくれた理由(いつ?どうして?)が分かります。

そこで初めて『アイスは暑い方が売れるんだ!』と分かり、販売場所を変える選択肢が見えてきます。

北極でアイスの話だと、当たり前すぎてピンとこないかもしれませんが、何度も言いますが、日本国内でも同じです。まったく変わりあせません!

そしてそれを教えてくれるのが帳簿であり会計データであります。
いつどこで誰が、どうして売れたのか?どうして売れなかったのか?
数字を見れば一目瞭然です。

月ごと、季節ごと、場所ごとの売上と利率、そして市場調査を行っていれば自然に見えてきます。

例えば学習塾を始めるには、その地域の調査はかかせません。
その場所はどういう地域で、どれくらい子供がいて、どういう生活スタイル、どういう家族構成や家庭環境の人が多い地域なのか?同業他社はどんな動きをしているのか?

また、塾は日々の月謝だけではダメです。
夏期講習・冬期講習・試験対策などなど、臨時費用の方が儲け時なのです。

学習塾に関しては、ビジネスとして土壌が出来上がっていますので、過去のデータや他者の公開データから周知の事実となっていますが・・・もともとは、どうしてこの時期の売る上げ良いのだろう?とか、どうしてこの場所だけ売り上げがよいのだろう?から始まり、調査し法則を見出すことができるわけです。

数字をみないと、闇雲になりますので、売れた事実だけで『じゃあ続けてやってみよう!』と時季外れなのに努力し徒労に終わってしまったり、調査しないで『〇〇地域で売れたから他にも展開してみよう』となると全然人種の違う地域で売れなかったりするわけです!

また、商品の種類が沢山ある企業であれば、どの商品が売れて、どの商品が売れないのかを見ることもできます。ところが数字を見ていないとそれが分からないので、売れない商品も売り続ける可能性があります。

自社の数字と外部の数字(市場調査や統計データなど)は必ずみて戦略を立てることが大切です。

続いて支出のお話をします。
みなさんは毎年どれくらいの無駄遣いをしているか知っていますか?
ちょっとコンビニで…
休憩がてら缶ジュースを…
疲れたから甘いものが…などなど
一回の金額が小さければ小さいほど、あまり気にしないと思いますが年間の合計にしてみると、かなり大きな金額になったりします。

経営でも同じことが言えます。何に対して経費を使っているのか?日々の感覚だけでは小さな金額はスルーしてしまいがちです。また相みつを取ってないものや相場を調べていないものなど、思わぬ金額を支払っているかもしれませんし、成果の出てない意味のないものに経費をかけている可能性もあります。

『うちは小さな会社だから頭で全部把握しているから大丈夫!』と言う方もいらっしゃいますが、そういう経営者さんほど正直言って見えていません。
ザルです・・・(;^_^A
経営が傾いてきて初めて、どういうことだ!と焦っているのを沢山見てきました。

逆に”細かい”とか”ケチ”と言われているかもしれませんが、毎日数字に目を通し費用対効果をキチンと見極め、1円でも経費を節約できるような経営者の会社は比較的上手くいっている傾向があります。

数字は嘘をつきません。ぜひ起業される方は帳簿付けなど数字を丸投げせずに、ご自身で付けていくことをお勧めします。

というわけでご視聴ありがとうございました。もしこの記事が役に立つなと思って頂けましたらフォロー&スキの方よろしくお願いいたします。Twitterもしているのでよろしければフォローの方よろしくお願いいたします。TwitterのDMで相談なども随時受け付けておりますのでご遠慮なくご相談ください。それではまた次回!税理士法人エムエムアイ営業企画部の起業コンサルそうすけでした!また来週!

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